Page 15 of 256

緊急事態条項について

昭和62年11月21日、三宅島噴火。
溶岩がどんどん流れ出て、役場のある元町に近づいていた。溶岩が海に到達すると、激しい水蒸気爆発が起きて多くの島民の命に関わる。政府の指示で、全島民が船で避難することとなった。
自衛艦のほか、南極に向かっていた観測船「しらせ」も救援に向かったのだが、実はこの全島民避難は、何の根拠法もないまま官邸(中曽根康弘総理、後藤田正晴官房長官、佐々淳行内閣安全保障室長)が勝手に決めたこと。東京都ほか所轄官庁を飛び越えた上に、国民の権利を不当に制限する憲法違反と言われても仕方のない措置だった。
 
この時、中曽根総理が言ったとされる言葉:
「私が全責任を持つ。佐々安保室長、やれ。」
  Continue reading

平気でうそをつく人たち(3) (上智大学フランス語学科同窓会による個人情報無断開示事件)

(承前)
 
少し間が空いてしまいましたが、その理由は別途述べるとして、過去の経緯に触れておかねばならないと思います。
 
僕はもともと、同窓会の活動というものにまったく無縁で、実家に届く会報だけが唯一のつながりと言えました。
同窓会が在校生の就職支援の為の会合を催しているという話は、会報で何度か読んだことがありましたが、僕にとっては無縁のお話というか、今まで声がかかったこともなければ、いつどのように運営開催されているかも分かっていませんでした。
 
Continue reading

振り向く(2016年2月)

今月も2回短い出張があった。月中、風邪をこじらせてしまい、解熱剤を飲みながら汗ダラダラ、頭がモウロウとする中でプレゼンをする羽目になったりして、普段、当たり前に享受している健康のありがたみを改めて感じた。 Continue reading

振り向く(2016年1月)

今月は2回、のべ10日間出張があり、新年最初の出張は仕事始めの朝、上司から「明日から、ジャカルタ行ける?」とニコニコ問われて実際に行くことになるという、これまでの職場でもなかった慌ただしさ。2回目は国内出張ながら、地方都市でマレーシア人のお客(ハラルしていない肉には手を付けないイスラム教徒たち)を1週間アテンド。外人の接遇自体は慣れているし、イスラム圏に長期出張した経験もあるけれど、やはり気疲れはするもので、せっかくの出張なのに、読書があまり進まなかった。 Continue reading

[nmbooks] 2015年 読書ベリー・ベスト15

今年は計380冊の本を読んだ。
中学2年の頃、月30冊読んだのがこれまでの最高記録だったんだけど、今年は年間を通じてそれを上回るペースを達成できた。
自分が選んだ本すべてがベストだと言いたいし、これまでワーストに入れた本にしても学ぶべき点は多々あるわけで、人様の作品に色をつける資格も本来はありはしないんだけど、今年読んだ本の中から、周囲の人たちにも是非読んでいただきたいものを厳選してみました(著者五十音順)。 Continue reading