毎年、年末の所感を書くたびに思うのだが、年をとるごとに、1年のスピードが物凄く速くなっている気がしている。
ついこの前子供が生まれたと思っていたのに、息子は4月から小学生になってしまった。
  
昨年の今頃 「なぁ、ちょっと困ったことがあるんだけど」の機会を増やしたい旨書いたんだけど、実際のところ、今年は僕がこの言葉を周囲に持ちかけることのほうが多かったと思う。それでも、この僕を見込んで応じてくれる友人に恵まれたことは本当に幸運だったと思うし、自分が培ってきたものをこれからも大切にしたいと思っている。
 
歳を取ってしまうと、どうしても自分の見栄やプライド、あるいはこれまでの経験が邪魔をして、本当のこと、自分に足りないものを口にしにくくなる局面も出てくる気がする。もう若いとはいえなくなってきている以上、それはある程度仕方がないのかもしれないけど、昔からの友達であれ、最近知り合った人であれ、本当に仲良くなるには、本当のことを言い合うことが必要なんだなと深く感じる1年でもあった。仕事でもプライベイトでも。
 
そして、そこまで理解し合うには、口先や願望だけじゃなく本当に相手の身になって考え行動することが必要で、友達であれお客さんであれ、相手に本気になれる人だけが本物の結果を得られるんだろう、という至極当たり前の結論にたどり着く。
僕の周囲には、それを何のためらいもなくいとも簡単にやって見せる人たちが実に多くて、気後れしてしまう場面も少なくない。それでも、来年不惑を迎えるこの歳でも自分に改善の余地があると思えることは幸せなことだと思うし、自分の欠点を素直に認める潔さと、自分にないものを備えてゆく貪欲さを失ってはいけないと思っている。
 
今年は行ったことのない国に出張したり 、本を1日1冊以上読んだり、昔の友だちに会う機会を増やしたりと、自分にとってのインプットは多い年だったけれど、自分からのアウトプットも増やしてゆかなくてはいけないなと思う。自分ひとりでは生きてゆかれない以上、今まで以上に友だちとは仲良くしたいし、これからの新しい出会いも大切にしたい。
 
2016年も、皆さんにとってより良い1年でありますように。
そして、お互いがもっと仲良くいられますように。
 
感謝を込めて。
 

ノスタルジア
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