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グランドパレス

朝6時起床。やたらと寒い。朝から淡々と仕事。昔同じ課で仕事をしていた先輩に誘われて、アラスカで昼食。眺めの良い場所で昔話や今現在の話をする。経済環境の変化という外的要因はあるにせよ、時代はもとに戻りはしないし、人は変わってゆかざるを得ないんだなということを改めて思いもする。期せずして先輩に御馳走になってしまう。夜、レセプションに出席するため、九段下のグランドパレスへ。その昔、金大中が拉致された伝説の場所だが、通っていた学校から程近く、幼少の頃慣れ親しんだので、どこに何があるか直ぐに分かって良い。中東系の方々が主賓だが、ビールもワインも供される。ホテルのベーカリーで、妻へのお土産を買ってから21時前に帰宅。

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電話

朝6時起床。時差ぼけが多少残っている所為か、睡眠時間の割に寝覚めはよい。9時前に出社。10時から、恒例の課会。午後、歯科診療。麻酔なしで歯を削られる。夕方、学生さんから電話がありOB訪問の依頼。妙に明るい口調なのでセールス勧誘の電話と勘違いしてしまう。緊張しているのは分かるのだが、電話を取った相手が僕自身かどうか確かめもせずに「私、就職活動をしておりまして!」云々、一方的に喋り続けるのはどうかと思う。ともあれ、OB訪問の日程を決める。それから1時間後、また別の学生さんから同じような電話がかかってきたので、「まず相手が誰なのか確認してください」と注意してしまう。僕の声は低いので、普通に喋っていても威圧的に聞こえてしまう筈なので、向こうはしきりに恐縮してしまっている。しまったなと思いつつも、矢張り言うべきことは言うべき、とも思う。21時過ぎに帰宅。

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アフリカ出張記(11): In this country

寝られずに起きていると、客室乗務員が声をかけてきて
「オーロラが見えますよ」
確かに、ぼんやりとしているが緑色のカーテンのようなひらひらが見える。引き続き寝つかれないので、本を読んだり、パソコンを広げたりして時間を潰す。お腹が空いてきたので、カレーライスをオーダーする。久しぶりなこともあって美味しい。何度かウトウトするが、熟睡には至らず殆ど寝られないまま成田空港に定刻に着陸。税関を難なく突破して、ロビーで荷物を整理してから成田エクスプレスに乗る。眠くなってくるが、こらえているうちに東京駅に到着。タクシーで帰宅。妻と義母が迎えてくれる。トランクの中身をカラにして、お土産や書類を開梱。眠いのをこらえて、夜、日付が変わる頃に床に就く。

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アフリカ出張記(10): Favourite Shirts

気がつくと朝10時。パリ上空の天候が依然良くないらしく、着陸までややもたつく。11時過ぎに着陸するが、ボーディング・ブリッジではなくバス移動となり時間を喰う。今回はすんなり入国し、12時丁度の電車でパリ市内に向かう。レアールで下車して地上に出ると、思いのほか雨の降りが強い。7年前アルジェリア出張の帰りに立ち寄っていた「レオン」で昼食にする。ブリュッセルの本店昨年食べて以来、久しぶりにムール貝のワイン蒸しにありつく。フリット即ちフライドポテトは食べ放題、とのことだが最初のひと山が大きくて、とてもお代わりなどできない。デザートを選べたので、ワッフルの生クリーム載せにする。生クリームが文字通り山のように盛られていて満足する。

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アフリカ出張記(9): Further to Fly

朝6時に起きる。雨が降っている。7時にレストランに行き、初めてここの朝食を食べてみる。パンもソーセージもオムレツも美味しくて申し分ない。グレープフルーツジュースが殊のほか新鮮で、おかわりをしてしまう。9時にコンサルタントに迎えに来て貰い、今回の訪問目的である現地の会社との面談に臨む。先方のオフィスはホテルから徒歩圏内だというので連れて行って貰う。雨は上がっているが、道はあちこちぬかるんでいて歩きにくい。治安は悪くはなさそうだが、僕が一人で歩いていたならばたちまちにかっぱらいの標的にされるには違いない。これまで、メールや電話でやりとりをしていたが、面と向かって話をしてみると、思いの外話が通じて恙無く協議が進む。相手のフランス語も、黒人独特の早口になるきらいはあるが分かり易く、結局1時間ほどの話し合いで双方の合意に達する。百聞は一見に如かずとはまさにこのことだな、と思いつつ、握手して事務所を後にする。

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アフリカ出張記(8): Sunday Impressions

朝9時前に起きる。昨日、日中にあれだけ寝たのに、良く寝られた。やはり疲れていたのだと思う。一日中部屋にこもりつつ、荷造りを始めたり、明日の協議に向けた想定問答を考えておく。苦手な英語でなく、使い慣れたフランス語だから楽といえば楽だが、これまで電話やメールでは埒が明かなかった問題なので、簡潔かつ明快に説明して理解を得ようと思う。夜、レストランに行きビフテキを食べる。溶けたチーズの混ざったソースがかかっており、つけあわせのお米もパサパサしてはいるが美味しい。部屋に戻る前に、フロントに出向いて明日は夜のフライトなのでレイト・チェックアウトをしたい旨告げておく。トランクを閉じようとするが、明日着る背広をしまわないと荷造りが完了しないことに気づく。

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アフリカ出張記(7): Over the Window

朝8時過ぎに眼が醒める。窓越しに市内を眺めると、近代的なビルが建っている脇にバラックが並んでいたり、ボロボロの古い建物があったりして、確かに、度重なるクーデタによる治安悪化の爪痕というものはあるのだろうなと思う。ホテルから一歩も出ないことにしたので、下着を洗濯して、シャツやズボンをクリーニングに出した後、ロビーをうろついたり、売店を覗くことにする。絵葉書が売っていたので買うことにするが、赤道ギニアで手に入れたセイファー・フランが使えないという。うっかりしていたが、セイファーには2種類あって赤道ギニアは中部アフリカ諸国銀行券、コートジボワールは西アフリカ諸国中央銀行券で互換性がないんだった。やむなく、ホテルのフロントでユーロを替えて貰うことにする。幸い、レートは公定レート(対ユーロが固定)と殆ど同じ。無事買い物を終える。しかし、やることがないのでレポートを書いたり、ベッドに横になったりして過ごす。昼食は、ホテルのレストランに行く。ラム肉のソテーを頼むが、なかなか美味しい。食後、部屋で昼寝、というよりも20時過ぎまで眠ってしまう。これまでの疲れがたまっていたらしく眼が醒めるとスッキリする。夕食はルーム・サービスで海の幸のタリアテッレを食べる。海の幸、といっても白身魚の切り身がトマトソース和えになっているだけだが、それでも味は悪くない。

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アフリカ出張記(6): French Connection

眼が醒めると既に朝5時過ぎ。オレンジジュースと、小さなクロワッサンとチョコパンが出てくるのでかじる。ドゴール空港にはほぼ定刻に着陸。ボーディング・ブリッジに出るとすぐさま携帯を取り出し、既にアルジェリア行きのロビーにいる筈の先輩と連絡を取る。ターミナル2Eから2Fまで歩き、乗り継ぎゲートで取締役や他の同行者とお別れ。

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