クマのプーさん、と聞いて想像するのはおバカなクマとその仲間たちがはしゃぐストーリーだろう。だが、原作のプーは少し違う。

a Division of Clichés.net Nobutaka Mizuno's Diary
クマのプーさん、と聞いて想像するのはおバカなクマとその仲間たちがはしゃぐストーリーだろう。だが、原作のプーは少し違う。
子供の頃から汽車が大好きな筆者。時刻表を読んで育ち、成長するに連れ汽車旅がどんどんとエスカレートしてゆき、関門トンネルを通りたいがために、敗戦の色濃くなった厳戒態勢下の昭和19年に、軍公用優先の急行列車に乗り込んでの九州旅行まで敢行する。
三島由紀夫と聞くと、切腹した狂気の作家という印象がどうしてもついて回るが、同じ時代を生きた人たちによれば、三島というのは一種のアイドルであったそうな。
その三島が若者向けの雑誌に連載していた「若きサムライたちへの精神講話」というコラムと、その他の対談をまとめたのが本書。
ある地方都市の、落ちこぼれ高校生たち。彼女や彼の、過ぎるほどありふれた日常がひたすら綴られている。ヒロインが白血病で倒れるような、突飛な出来事が起きることもない。
「セナが!セナが!セナが何と!ウォールにクラッシュ!またか!またか!またもクラッシュ!破片が飛び散っているっ!」
「うぉぁぁぁ…」
「アイルトン・セナに何が起こったんだっ!大波乱のサンマリノ!アイルトン・セナにもイモラは牙をむきましたっ!」
現在の東京都知事、石原慎太郎が国会議員生活を振り返る現代政治史。
いわゆる「セカチューブーム」の頃にこの本は読みませんでした。加えて言えば映画もドラマも見ていません。
1985年の日航ジャンボ機墜落事故。これほど僕に衝撃を与えた出来事はない。
当初、“nmstyle”では書評を含めたショート・コラムを書く予定だったのですが、段々と趣旨が変わってきたので書評コーナーを別につくることにしました。僕自身読書量は少なくない方だと思うのですが、その内容をきちんと咀嚼しておさらいする場にしてゆかれれば、と思っています。また、過去に読んだ本で、他の人にも是非読んで欲しいものについても紹介してゆきたいと思っています。