息子の入学式があり、地元の小学校に足を運んだ。
公立校だからサヨクが跋扈しているのかと思いきや、校長先生以下、登壇の際には国旗に必ず一礼するし、式次第には「国歌斉唱」とあり全員が起立して君が代を歌った。
僕が小学校から高校まで過ごした学校はキリスト教系でサヨクが多かったけど、元々フランス人の宣教師がつくった学校なので、式典の際にはフランス国歌を歌う慣わしがあった。
恐らくはギリギリの落としどころなのだろう、毎年卒業式の式次第には国歌と書かず「君が代斉唱」「ラ・マルセイエーズ斉唱」とあった。
僕たちはフランス国歌を小学生の頃から暗唱させられてたけど、とんでもない軍歌には違いない。
いざ祖国の子達よ!
光栄ある日ぞ来ぬ。
我らと討たんと、暴君の
血染めの旗はあがれり。
聞かずや、野辺に吼ゆる
暴虐な兵士どもの声。
彼奴らは汝が妻子を縊らんと
此方へと迫り来たれり!
武器を執れ、市民よ!
隊列を組め!
前進、前進、
かの不浄の血もて
我らの畑をば赤く染めん!
(出典: http://gunka.sakura.ne.jp/mil/marseillaise.htm )
大学の先生もサヨクもしくはサヨクワナビーが多いと思うけど、僕が在籍していたフランス語学科の先生たちは、歴然たる軍歌を擁し、核兵器も原発もしこたま抱えてるおフランスのことをどう思ってんだろうかと今になって考えてしまう。
フランスの軍備はきれいな軍備で、日本の防衛力整備は汚い軍拡とでも言うのかもしれないけど、どんだけフランス語が出来てフランス人の思考回路が身についていたとしても、実際にはただの日本人なんだよね。外国のことを多少知っているだけで、自国民を見下せる立場を得たかのように思っているとすれば、まぁその人のお里が知れるってことなんだろうけど。
全くの蛇足ながら、僕の父は幼い頃、千秋楽で必ず歌われる君が代のことを相撲のテーマソングだと思い込んでいたらしい。いやはや。
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