毎月の書籍代が確実に5桁に達してて、文庫や新書、単行本の山が日に日に我が家を浸食してゆくのを見ていると、電子書籍導入は不可避の流れという気がしています。


iPad持ってるからこれで読めばいいんだろうし、PDFで配信される仕事の業界紙なんかは実際iPadで見ることもあるんだけど、読みやすさという点では今ひとつ。重いしちらつくし。

となると、E-inkスクリーンの電子書籍リーダに食指を動かされるところなんですが、やっぱりKindle Paperwhiteなのかなぁ…

でも、例えば出張先に会社PCとMacBookとiPadを携行して、その上電子書籍リーダとなると充電器やケーブルだけでもうトランクがお腹いっぱいってことになりかねないし、何が最適解なのかはちょっと悩み中…

で、ソフトの方はといえば、どれだけ品揃えがあるんだろう。

最近読んだ飛鳥井千砂『アシンメトリー』の文庫は700円。本作はKindle版もあって660円。40円お得!っていう計算になる。でも、実は僕、この本ブックオフで350円で買ってるんだよね(笑)。

本は家に増やしたくない一方で、本作が何度も何度も読み返したくなる作品かって言われると、今すぐに判断はつきかねる。となると、350円で読み切ってゆくゆくはポイ、っていうのも著者には大変失礼ながら、実はひとつの選択肢には成り得る。

でも、最近は文庫本が絶版になるサイクルがとても早いので、あの本読みたいってあとになって気づいてもおいそれと買えないことが間々ある。これを補うのが電子書籍、っていう宣伝文句はよく目にするけど、現状では恐らく権利関係の解決が難しいのでしょう、絶版本を大々的に電子で再版、という話は聞いたことがありません。

だから、書籍の電子化というのは僕にとってはリアルタイムで読むためというよりはむしろ、後になってリーファーしたり再読する時の為の、読後の保存が目的になりそうな気がする。

となると、購入は今まで通り紙の本になって、蔵書したいものは業者に依頼して裁断・スキャンしてもらい保存っていうスタイルに徐々になっていくような気がする(自宅に自炊道具を整える気にはなりません)。

この蔵書の蓄積がある程度進んだ段階で、電子書籍リーダの導入を考えることになるんだろうなと思うようになってます。電子書籍の単価が劇的に下がって、それこそブックオフに通うまでもなく安価に本が買えるようになれば、状況はまた変わってくるのでしょうが…

Kindle Paperwhite
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(初出:mixi日記)