朝8時過ぎにホテルをチェック・アウトして、奈良駅ビルのパン屋で朝食。本当はパンだけ買って電車で食べようかと思っていたのだが、発車時間が近づいていたので、座れずに食事にもありつけない事態を恐れて電車を遅らせ、イートインスペースでゆっくりすることに。

京都に着くと、荷物をロッカーに預けてから清水寺へ。修学旅行生と思しき若い観光客が多い。と、ほら貝の音が聞こえてきて振り返るとお遍路さんの一団がやってくる。古式に則り道端でぬかづくと、お遍路さんのひとりから息子にキャンディをひと箱貰ってしまう。清水の舞台を見た後、タクシーで四条河原町に出ようとすると、運転手にいきなり「混むけどホントにいいね?」と念を押される。確かに、坂を下るまでは物凄い渋滞。が、運転手氏の予想は外れて坂を下りてからはガラ空きで難なく到着。新京極の「レストランスター」なる洋食屋で昼食。カツレツの乗っかったオムライスを食べる。関東ではあまり見ないアレンジだが、カツ自体が美味しくて満足する。その後、再び梅小路蒸気機関車館へ。息子と遊んでいるうちに時間が迫ってきたのでバスで京都駅へ。ロッカーからトランクを出し、改札に急ぐとあまり時間がないが、何とかのぞみ128号に乗車。あっという間に東京に舞い戻り、八重洲地下街の蕎麦屋で夕食を取ってから帰宅。道中、幾度と無く駄々をこねてきた息子に、妻がついに怒り出し息子が怯えだしてしまう。苛立つのは分かるが子供に当たるのだけはやめて欲しい、自分が幼い頃に感じた思いはさせたくないんだと、結婚当初から言っていたのだが。

清水寺の謎 なぜ「舞台」は造られたのか (祥伝社黄金文庫)
加藤 眞吾
祥伝社 (2012-04-12)
売り上げランキング: 106107