ダンコーガイこと、小飼弾氏いわく「学校ってバカを治療してくれんのか」


Articles from: 404 Blog Not Found, 女。京大生の日記。
上記の京大生ブログに、
「就職活動は一生懸命しているにもかかわらず、就職先が見つからない、あるいは、希望の就職先に内定をもらえず不本意な企業に内定し悶々とした日々を過ごしている高学歴大学生がここ京都大学に存在する。超売り手市場と言わる新卒就職市場においても、就職するのに四苦八苦する高学歴就職難民たち。これは、個人の問題ではない社会の問題である。」
と書かれていたことについて、小飼氏が
「死ななきゃ直らないバカ」
「この21世紀に『高学歴=エリート』と思い込んでいるのがイタい」
「高偏差値大学の卒業生というのが、その時点では『人が作ったゲームの高得点者』に過ぎない」
「優秀なんでしょ?それくらい社会の問題にしないで自分で解決したら?」

とバッサリ評価を下したことで、ネット上がホットになっています。
僕自身、超氷河期と言われた時代に就職活動を経験したわけですが、就職後にOB訪問あるいは採用面接で学生さんたちを見る側になった経験を踏まえて言えば、学歴や大学の名前というのは個人の資質を決して底上げしてはくれないということは言えると思います。むしろ、名の知れた大学であればこそ、「さぞや優秀な学生さんに違いない」という期待が加わってしまうため、学生さん自身が就職マニュアル本通りの答弁しかしなかったり、丸暗記してきたことを脳内から再生するだけ、といった態様だとその分落胆も大きくなって、この人と一緒に仕事をしたい、という気持ちがたちまちに失せてしまうことが少なくありません。
就活というのは、カノジョ(もしくはカレシ、以下同)探しと同じということを僕は何度か口にしてきたことがあって、即ち、就職試験を受ける前の企業研究ってのは、カノジョの趣味嗜好を調査することだし、OB訪問ってのはカノジョの友達から予め情報収集することだし、自己分析や自己PRってのは、カノジョに自分の魅力が何なのか、どうして自分と付き合って欲しいのかをしっかり自分で理解して自分の言葉で説明できるようにしておくこと、と僕は理解してます。それでいよいよ告白(採用選考)に挑むわけです。
それをどう曲解しているのか、「企業研究のために業界の動きを読まないと」「OB訪問くらいしておかないと」「自己分析や自己PRはマニュアル本に沿ってソツなく書こう」なんてことを言って満足している手合いが少なくありません。でもさ、そんなイージーな気持ちでカノジョが手に入るワケないじゃん。欲しいのは業界じゃなくてカノジョその人でしょ? OB訪問で何を聞き出すのかを考えておかないと会う意味ないし、会うだけで安心してたらカノジョなんて手に入らないよ? マニュアル通りに自分のこと書いてカノジョの気を惹けるの? って僕は思ってしまうのです。
いわんや、
「オレって優秀な高学歴京大生なのにカノジョが出来なくて悶々としてる。これはオレのせいじゃなくて社会のせい」
なんて言ってブツブツ理屈こねてる奴がいたとしたら、ただの気狂いにしか見えないと思うんですが……

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