朝7時起床。いつもより早めに出社。デスクで若干作業してからパレスホテルへ。カナダ人たちを拾ってから内幸町のお客を訪問。社長の表敬訪問なので手短に終わるのかと思いきや、思わぬ質問が飛び出して長引く。新幹線の時間が15分後に迫ってきたので、そそくさと辞する。が、外人の一人がカバンをホテルに置いてきてしまったことが発覚。彼らが次の客先に遅刻するわけにもゆかないので、僕が代わりにカバンを引き取って一つ後の新幹線に飛び乗る。乗る筈だった「はやて」に較べて停車駅が多く、客先には結局40分遅れで到着。とりあえず外人の面目が立って安心する。会議後、駅の隣にあるメトロポリタンホテルでチェックイン。宿泊カードに社長がサラサラと署名するのを眺めて思わず「あ、契約書と同じですね」と言うと、「そりゃそうだ。俺だぞ。俺自身なんだぞ。」と向こうも笑う。外人の一人が、薬を買いたいというので隣のエスパルのドラッグストアに辿り着く。彼が所望しているのは痛み止めで「アイビープロフィン」が含まれているものというのだが、僕も店員も要領を得ない。すると、スペルを見た別の店員が「これってイブプロフェンかしら」と言って薬を出してくれる。果たしてこれが正解。夜、客先が会食をセットしてくれることになり末席をけがす。駅近くの「仙台藩」なる料理店で山菜や刺身や焼魚に舌鼓を打つ。酒が入ってきて、次回の契約交渉は、理由をつけてニューヨークで行ったらどうかという話になる。そして、ニューヨークといえばチーズケーキが有名な筈だが、という話になると脱線ついでに外人たちが「チーズケーキ」のスラングとしての用法を説明しだす。そういう意味もあるのだと初めて知った。22時過ぎにホテルに戻り風呂に入って眠る。