まさに危機一髪の事故でした。


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那覇空港に着陸して駐機した中華航空(China Airlines:台湾・中華民国)のボーイング737-800のエンジンから突然発火、乗客乗員が脱出した直後、西部警察さながらの爆音とともに機体が炎上しました。
比較的小型の機体であったこと、適切な脱出が行われたことなど幸運の要因はいくつかあったと思いますが、気になるのはこの事故の原因が、この機種が持つ構造に因るものなのか、それともこの事故機固有のものなのか、という点です。ボーイング737は同社のベストセラー(総生産数5,000機超)であり、本来の用途である短距離ローカル線のみならず、長距離フライト(燃料タンクを大型化した派生型ER(Extended Range)は10,000キロ以上の航続性能を持つ)にも用いられていることから、世界中に飛んでいるそれらの運航に影響が出ないのか、今後の事故調査が注目されます。
今回の事故を受け、中華航空の趙国帥社長が台北から同日中に沖縄入りし、記者会見並びに乗客への謝罪を行ったとのことです。事故の責任云々はさておき、経営トップのこのスピード感と誠意については評価されるべきかと思います。