朝9時に起きる。部屋を掃除して、妻のつくる朝食を食べる。荷造りをいよいよ開始。パッキングは妻の得意分野なので手伝ってもらうが、荷物の絶対量が多いのでトランクに入り切らず、ボストンバッグを別途チェックイン・バゲッジに仕立てることに。手荷物もパンパンなので、エクセス・チャージを取られないか心配になってくる。妻が昼食もつくってくれ、美味しく食べる。夕方家を出て、見送りに来てくれる妻を伴って羽田空港へ。これまで海外出張といえば成田が当たり前だったので妙な気分だが日比谷線?都営浅草線?京急の乗り継ぎで到着。


日航の国際線乗り継ぎ専用カウンター(事実上エミレーツ航空のカウンターになっている)でチェックイン。ハラハラしていると、果たして、係員嬢から「荷物総重量が44キロに達しており、ビジネスクラスは最大42キロなので2キロ減らして欲しい」旨言われてしまう。やむなくボストンバッグの中身の一部を手荷物に移す。何とか積み込めたし、費用もかからなかったので安心する。妻と別れて、同行の社員と合流して搭乗口で役員をお待ちする。無事お見えになり一通りの挨拶の後、日航185便で関空へ。機体は珍しくMD-90なのでやや狭苦しい。123便事故の記憶から、今まで大阪に出張する時は絶対に新幹線に乗っていたのだが、今回は乗り継ぎなのでそうもいかず、初めて大阪便に乗ったのだが、あっという間に到着する。あの日の乗客たちも、あっという間の旅路を想像していたに違いない… 初めての関空は広々としていて日本の空港にいる感じがしない。荷物はスルーなので、出国手続きを済ませてそのまま国際線ターミナルへ。ラウンジに入ろうとすると、ちょうどロビーに置かれたプラズマテレビで巨人・阪神戦が放映されていたので、阪神ファンの役員以下、かぶりつきで観戦することに。役員によれば、今日は関東では地上波放送がない由で、伝統の巨人・阪神戦が優勝争いをしている状況でそういう扱いを受けていることに驚く。大阪の放送局のせいか、実況・解説陣が露骨に阪神びいきなのが可笑しい。しかし、試合は阪神の敗戦に終わり、ラウンジに入る。もう夜半のせいか、静まり返って落ち着いている。係員が丁寧にあれこれ応対してくれるが、この人たちはいわゆるグランド・ホステスなのだろうか、それともラウンジ専門の係員なんだろうか、と思う。もし前者なのだとすれば、彼女たちは飛行機の運航とは直接関係のない、飲食物を供する所作まで叩き込まれていることになる。自分だったらとても務まらないな、とその職業意識の高さに感心する。搭乗時刻が迫り、妻に電話をかけてからボーディング。初めてのエミレーツ航空は、噂に違わぬ豪華なサービスで吃驚する。とっとと寝てしまってもよかったが、夕食を抜いてきたのでまずは機内食を楽しむことにする。前菜もメインのチキンも美味しい。いよいよ眠くなってきたので、シートを真っ平らにして横になる。

ぼくは航空管制官2ベストコレクション 関西国際空港
テクノブレイン (2006-12-22)
売り上げランキング: 4500