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“orange”をフランス語で読む

冬にパリで買ってきた漫画”orange”(もちろんフランス語版)を読んでいる。この作品に限らず、西洋ではおよそ例を見ないはずの右綴じが普通に流通しているのは、日本の漫画の浸透力の凄まじさなのだろう。
魅力あるものならば、既存の形と違うフォーマットであっても受け入れられるという好例だと思う(なんでもかんでもこちらが外国人に合わせてやる必要はないのだ)。 Continue reading

平気でうそをつく人たち(5) (上智大学フランス語学科同窓会による個人情報無断開示事件)

(承前)

僕の提案というのは、就職懇談会はきわめて限られた時間ゆえ、主催者が一定のテーマ(フランス語を使っているか否か、社会人になりたての頃に気づいたこと、学生のうちにやっておけばよかったこと等)を決めて講師役に話題を前もって準備してもらうべきではないか、そして、参加する学生さんには講師役がどういう人なのか、プロファイルが分かっていればその場で急に質問を考えるのではなく、ある程度余裕を持って臨むことができるのではないか、そうしたお膳立てを念頭に懇談会の準備を進めるべきではないか、というものでした。

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平気でうそをつく人たち(4) (上智大学フランス語学科同窓会による個人情報無断開示事件)

(承前)

2013年の就職懇談会の席上、山岸真太郎・上智大学フランス語学科同窓会副会長から「来年は是非他の卒業生をお誘いください」とのコメントがありました。

確かに、色々な卒業生が来てくれた方が交流も深まるというものでしょう。幸い、僕は同期で今でも連絡を取り合う面々が少なくないですし、在学中から卒業してからも関わっていたCALLシステム(PCを用いた教材開発プロジェクト。フランス語学科の田中幸子先生が主導していた)で知り合った後輩たちとも今でも会ったり、メールのやり取りがあったりします。

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[nmbooks] 首相官邸で働いて初めてわかったこと

旧知だった菅直人議員が総理になり、請われて内閣広報室審議官となった筆者。が、平成23年3月11日、総理が外国人(在日韓国人)から献金を受けていた事実を朝日新聞が朝刊の1面に報じていた。数日前、同じく在日韓国人からの献金で前原外相が辞任したばかりで、首相の進退きわまるかと思われた矢先、

「これから、どういう手を打ちますかね」 と深刻な顔で話していた、ちょうどその時、午後二時四十六分。
官邸が、大きく揺れた。

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