アルジェリアのブーテフリカ大統領は、反政府武装勢力に対する大赦などを柱とする「国民和解憲章」の制定を目指し、9月29日に国民投票を行うと発表した。


Article from: Nikkei Net
かかる憲章について大統領は、1992年から続いたイスラム過激派との戦闘やテロを完全に終結させるためとしており、大規模な殺害や公共の場での爆弾テロなどに関わったグループを除き、国内外の在住を問わず武装勢力の訴追を行わないことが憲章の骨子となっています。蒋介石総統の「旧悪を思わず人に善をなす」「以徳報怨」を髣髴とさせるような話です。テロ勢力の跋扈により、国内経済は長らく停滞していましたが、近年の原油高も手伝って、アルジェリアの経済は上向いていると伝えられており、今後の動きが注目されるところです。