朝7時に眼が醒める。ぐっすり眠ったせいか、一瞬寝坊したかと思うが杞憂に終わる。さっさと着替えをして家を出る。当初は雨の予報だったが、嘘のように晴れ渡る。9時過ぎに四ツ谷に到着し、友人の結婚式場となる教会に向かう。思えばこの友人との係わり合いも25年になろうとしており、自分がそんな歳になったことに驚きもするのだが、式のビデオ撮影を依頼されており、カメラ3台を持参してセットアップする。こんな現場仕事も久し振りだ。挙式はカトリックなので、式の進め方や賛美歌は慣れ親しんだものであるが、司祭の説教というのはそれぞれに個性が出るものだなと思う。挙式には、現在では校長になりおおせた中学・高校時代の恩師も見えていた。この先生が、中学時代に英語の授業で”or”を「然らずんば」と訳したため、その表現に軽くないショックを受けた我々が「シカラズンバジジィ」なる仇名を進呈したのも今では懐かしい思い出ではある。挙式後、丸ビルのレストランで披露宴。実に和やかに時間が過ぎる。友人とその奥方にはいつまでも幸せであって欲しいと思う。15時前にお開きになるが、出張の準備が全然出来ていないので、二次会は辞退してタクシーで帰宅。荷造りや持参する資料のチェックをしつつ、足りないものを買いに出かける。妻の手料理の夕食を済ませ、25時過ぎに就寝。


心にのこる結婚式・披露宴の司会
青空 球一
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