朝6時前に起きる。時差ボケがまだ抜けきれない。今日は晴れている。昨日同様に、7時を待ってダイニング・ルームへ。昨日と同じビュフェをゆっくり食べる。チェック・アウトはギリギリまで待つことにして、10時過ぎに赤道ギニア大使館へ。今日は開いている。レセプションの女性いわく、大使がまだ出勤していないので何とも言えないが、今日中に発給されるよう取り計らう、とのこと。但し、申請書類が別途必要とのことで、慌ててホテルに戻って、待機している取締役からサインを貰う。また大使館に舞い戻り、必要書類を全て提出。14時から14時半になったらおいで、と言われたのでとりあえずやることがなくなり、ホテルをチェック・アウトした後一行で散歩して“Humbergur Union”で昼食。米国風のハンバーガー・レストランだが、肉も野菜もしっかりしていて美味しい。


昼食後、タクシーで大使館に向かうが、まだ下りていないのでもう少し待てとのこと。15時前になってようやくビザを手に入れる。夕方のユーロスターまで時間があるので、会社のロンドン・オフィスに立ち寄ることに。いわゆるシティにあって、広々したビル。昨年3月まで同じ部にいた先輩が出迎えてくれる。コーヒーを御馳走になり、あれこれ雑談。東京から持って来たお土産を渡す。17時過ぎにオフィスを後にしてセント・パンクラス駅へ。タクシーの中で、取締役に「お前は物知りだなぁ」と言われたので「これが少しでも会社の収益に結び付けばいいんですが」と答える。雪の影響でかユーロスターも欠航や遅れがあるらしく、当初予約していたシートから移動となる。セキュリティ・ゲートもあるが、空港ほど物々しくない。ユーロスターにして良かったと思う。セント・パンクラス駅は、昔からあるレンガ造りの駅の中に新駅を埋め込んだような形で、昔のウォータールー駅の超近代的なつくりとはまた一味違う。列車は定刻17:55に出発。新線区間はトンネルが多いと聞いていたが、既に陽が暮れているのでよく分からない。1等車に乗る取締役には夕食が供されるが、2等には出ないので、カフェテリアに向かう。発車してあまり時間が経っていないのに大行列。何を食べようかと思っていたら、カウンターにワッフルが置いてあったので、ジュースと一緒に買う。注文をフランス語でしつつ、ポンドで支払っているのが自分でもおかしい。席に戻り、ゆっくり食べる。ワッフルはつくり置きなので勿論冷めているが、中まで生地がずっしりしていて、ベルギーで食べるのと同じ味がする。これが2枚あるので、食べ終わる頃にはすっかり満腹になる。すると、眠くなってきたのでうとうとしてしまう。眼が醒めると列車は既にパリ近郊。荷物をまとめて降りる仕度をする。パリ北駅はロンドンよりも冷え込んでいる感じがする。タクシー乗り場には長蛇の列が出来ている。白タクの連中が妙に丁寧な笑顔で接近してくるが振り払う。ようやく自分の番になり、荷物を詰めて乗り込む。高速までは順調だったが、運転手が突然、「あなたフランス語分かるか?」と聞いてくる。ウイと答えると、「ガソリン入れたいんで途中停まってもいいか?」との仰せ。フランス語を解する取締役も呆れ顔で「サイテーの運転手だな」サービスエリアで給油を終え、再び高速へ。空港構内のシェラトン・ホテルに落ち着き、荷物を置いてから空港内を散歩してみる。売店は軒並み閉まっており、お目当ての絵葉書は手に入らず。日付が変わる頃眠る。

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