朝8時半に出勤。午後、会社の幹部がアラブの偉い人と面談するため、黒子として上司とともに六本木へ。リッツ・カールトンホテルは噂に違わぬ威容だが、ひたすら派手というか、高級に振る舞うこと自体が目的になってしまっているような印象も受ける。幼い頃よく祖父母に連れられていたホテルオークラの落ち着き方に慣れてしまっているせいかも知れない。後から来る幹部たちのために喫茶コーナーの座席を確保していたのだが、物凄い混雑ぶりに驚く。平日のこんな時間に駄弁っている有閑マダムたちのトークの内容に興味が湧かなくもないが、そんなことにうつつを抜かす間もなくご一行が到着。暫くすると、スイートルームで待つ客先に呼ばれて最上階の53階へ。面談の段取りの再確認と、お渡しする土産物のチェックに勤しむ。控え室として我が家のリビングルームの3倍はある部屋があてがわれており、飲み物や食べ物が好きなだけ食べられるようになっている。どうやら、ここは本来随員のレストルームであるらしい。面談が終わるまでじっと待ち、恙無く終えた幹部たちとともに退出。何をしたわけでもないのに緊張するが、とりあえず大仕事を終え安心する。23時過ぎに帰宅。


アラブの嵐
アラブの嵐

posted with amazlet on 07.12.17
日活 (1997/07/04)
売り上げランキング: 64589