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サーキットの狼 (全裸)

昨年、ボブ=マッケンジーというF1ジャーナリストが「マクラーレンは遅すぎる。優勝したら全裸でイギリスグランプリのコースを1周走ってやるぜ!」と言ってのけたのですが、その翌月、あろうことかキミ=ライコネンがあっさり優勝を飾ってしまい、今週行われるイギリスGPにおいてこの賭けの支払いをすることになりました。

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言い換え表現

ガイジンの話す日本語が、(本人は意図せずとも)時々コミカルに聞こえてしまう理由は、文法上おかしくなくても現実には余り使われない単語や表現を使ってしまうからだと思います。それと同じことが、外国語を話す日本人についても言えるのではないかと思います。

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フランス旅行 (3)

朝8時過ぎに起きる。クリニャンクールに趣き名物の蚤の市に向かおうとすると雨が降り出してきたので薄暗いファストフード店に入りカフェクレーム、即ちカプチーノを飲む。雨が止んだところで再び歩き出す。高校時代、担任だった数学の先生に「君が将来商社なんかに入って、パリに駐在することがあったら是非クリニャンクールの蚤の市に案内して欲しい」と言われて、大学にも入っていないのに随分気の早い人だなぁと思ったことを思い出す。果たして商社には入ったが、パリを拠点に仕事をすることは今後もなさそうである。暫く歩いているうちにまた雨が降り出す。傘をホテルに置いてきたのは迂闊だった。屋根のあるマルシェ・ドフィーヌというに落ち着き、あちこち見て回る。骨董品のショッピングモールとも言うべき大きな建物で、ソファーやら絵画やら、何でも置いてある。雨が上がったりまた降り出したりして落ち着かない。蚤の市近くのケバブ屋で昼食にする。確かにこの界隈は中東系の人が多い。久しぶりに食べるケバブは美味。雨が降り続く中、地下鉄の駅までテクテク歩いて戻る。携帯電話販売の露店が多く並び、”Déblocage”即ち、シムロックの解除を謳っているのが眼を引く。

フランス旅行 (2)

朝8時過ぎに起きる。1階でで朝食を取る。自然採光で気持ちがいい。朝からモンマルトルの丘に向かう。黒人の物売りに怪しい紐を売りつけられそうになるが、「要らねえって言ってんだろ!」と大声でキレて見せて退ける。天気が良いが湿気も多い。付近を散策して、オスマン通り近くのカフェで昼食。妻はサラダ。僕は羊のカレー煮を食べる。アルジェリアのホテルで食べた羊を思い出す。午後、ギャルリー・ラファイエットプランタンをめぐる。ラファイエットの免税コーナーは、昨年は日本人専用カウンターが混んでいたが今年は逆に一般窓口が凄い混雑だったので、空いていた日本人カウンターで手続を済ませる。ホテルに戻り、荷物を置いて友人との夕食に向かう。タクシーを拾おうとするが、なかなか捕まらない。結局待ち合わせ時間に1時間近く遅刻してしまう。申し訳ないことをした。ともあれ、2年以上会っていない友人に久しぶりに会い「ルテチア」で夕食。

フランス旅行 (1)

殆ど寝られないまま起床。8時前のバスで成田空港へ。寝不足の筈だが興奮しているせいか一睡もせずに空港に到着。日航の国際線に乗るのは2年ぶりで、それもパリ行きとなれば、3年前のアルジェリア出張以来となる。まだバカンスシーズンに入っていないせいか、カウンターはがら空きでさっさと搭乗手続を済ませる。うどん屋でなぜか蕎麦をすすったのち出国後、免税店を巡るがそれでもまだ出発まで時間があるので、Yahoo!カフェでメールチェック。明日現地で会う予定の友人との待ち合わせを確認しておく。日航405便は旧塗装のB747-400。搭乗し席に着くと3人分を2人で占拠することが出来た。離陸すると程なくウトウトし始め、最初の機内食が出た後に2人してぐっすり眠る。気がつくと着陸3時間前、既にシベリア大陸は通過し北欧に入っている。5時間以上眠った計算になる。2度目の機内食を取り、暫くしているうちにシャルル・ド・ゴール空港に着陸。熟睡したせいか、普段はうんざりする12時間のフライトがやけに短く感じる。素通りの入国審査を経て、荷物を受け取りバスで市内へ。渋滞する高速道路を抜けてオペラ座近くで降りる。タクシーに乗ろうとするがなかなか捕まらず、15分以上経ってようやく拾う。ネットで見つけた安宿だが、エレベーターもあるし清潔そうで安心する。夕食を取りにリヨン駅方面にテクテクと歩いていく。

北米出張 (6)

朝7時頃起きる。部屋の窓越しに、朝早くから開いているスーパーマーケットが眼に入ったので歩いて行ってみる。果たして大きな店で、メープルリーフ型の焼き型やら、ホットケーキミックスやらメープルシロップやらを買い込む。シロップは空港でも売っているだろうが、少なくとも大きな瓶はこういうスーパーで買ったほうが安いだろうと読んだ。レジのおじさんが「スーパーの会員カードは持ってる?」と訊いてくるので「通りがかりのツーリストじゃけえ、持っちょらんよ」と言うと、後ろに並んでいたおばあちゃんのカードを挿しておばあちゃんにポイントを加算していた。粋なサービス。スーパーを出ると、隣に大きな本屋があり、ちょうど開店したところだったので暫し立ち読み。“Winnie the Pooh”の愛蔵版が売っていたので買うことにする。もう少し滞在時間に余裕があればよいのだが、仕事で来ているのだから仕方がない。ホテルに戻り、荷造りをして空港へ急ぐ。出発まで90分しかなかったが、ビジネスクラスなので大行列に並ぶこともなくチェックインを済ませる。至極簡単な出国審査の後、免税店でお土産を買う。メープルシロップはやはりスーパーの方が安かった。ラウンジで一服した後エアカナダ003便に搭乗。A340-300なのは往路と同じだが、水色の新塗装が施されている。