ベルギーの首都ブリュッセルを訪問中のイランの国会議員団が、ベルギーとの国会議員との昼食会をキャンセルする騒ぎがありました。


Article from: CNN.co.jp
昼食会にベルギー名物のビールが供されることにイラン側が反発し、更にはイランの議員が、ベルギーの女性上院議長とは握手しないと言い出し、結局昼食会自体が中止になったとのことです。ベルギー側は「ベルギー人がイランですべきように、イラン人はベルギーでは、その習慣を尊重すべきだ」と主張しているとのことですが、例えばラマダンの時期に無理やり食事を摂らせるわけにもゆかないでしょうし、宗教や文化風習の問題というのは何時の世にも付きまとう問題だなぁという気がします。余談ながら、日本人は神道という多神教がバックグラウンドにあるせいか、異宗教であっても他人が貴いと思っているものを尊重する、という暗黙の了解があるように思えます。普段我々が意識しないことですが、意外に大事なことのような気がします。