(承前)
 
僕のブログ記事を無断で盗用された件について、2月11日(月)に「圧倒的な強み(PS)を引き出すコンサルティングオフィス Y-プロデュース代表 野竿達彦氏」宛に警告書を内容証明で送付し、2月12日(火)に送達した旨、配達証明が届きました。

haitatsushomei


 
野竿達彦氏からの回答はまだ頂けていませんが、ここでふと気づいたことがあります。
 
それは、野竿達彦氏の件の文書(Y-プロデュース代表 野竿達彦の心に残るコラム:Vol.113 臆病者と呼ばれる勇気を持て (2009年7月21日付))のページに掲載されていた日航機の写真(画像直リンク)。

この写真、野竿達彦氏がご自身で撮影されたんでしょうか。文書はほぼコピペで、写真だけは空港まで足を運んで着陸態勢のボーイング777をズームアップでカメラに収め… というのも俄かに考えにくいので、Google画像検索で類似の画像がないか試してみました。

Google画像検索結果
 
そっくりな画像が、どうやら野竿達彦氏とは別人の方のブログ(「成田で飛行機を撮りました その1(日本航空・全日空) – 谷風便り」)に掲載されていました(画像直リンク)。
 
thumbnails 


 
驚くことに、ファイル名が違うだけで、画角、サイズ、容量まで同一です。2つの画像のメタデータ(撮影情報)を調べてみることにしました。

(野竿達彦氏「心に残るコラム」掲載画像のデータ)
photodata-nozao

(ブログ「谷風便り」掲載画像のデータ)
photodata-blog


 
まさかというかやはりというか、完全に一致です。
 
両者の画像データの特徴は、カメラデータ(撮影日時、機種名等)が全く記録されていないこと。でもこれは珍しいことではなく、画像処理ソフトで加工して、最終的にWeb用に最適化している場合にはこれらのデータは消えてしまうことが少なくありません。しかし、それでも決定的なのは、両者の作成日時とソフトウェアパッケージ。

両者とも全く同じ2010年1月29日15時15分に、全く同じPhotoshop Elements 6.0で出力しているのです。
万に一つ、野竿達彦氏とブログ主の方が同じ日に成田空港に撮影に出かけて、全く同じ日航機を全く同じ画角で撮影していたとしても、全く同じ日時に全く同じソフトで画像処理していた可能性は、この世にどれくらいあるというのでしょうか。
 
文 書 も 画 像 も パ ク リ な ん で し ょ う か 。
 
パクリって実にカジュアルな表現ですが、著作家侵害というれっきとした不法行為、犯罪行為ではないのでしょうか。
僕は文書に関して野竿達彦氏に使用許諾は与えていませんが、野竿達彦氏は画像について使用許諾を得ておられるのでしょうか。ブログ主の方に僕からメールで質問してみましたが、残念ながらまだ回答が得られていません。

よしんば使用許諾を得ていたとしても、野竿達彦氏はご自身のサイト「圧倒的な強み(PS)を引き出すコンサルティングオフィス Y-プロデュース」の全てのページのフッターに”Copyright (C) Y-produce All Right Reserved.”と記載しておられます。
 
この英語は決して軽々しく用いるべきものではなく「これは自分の所有物であるから勝手に使うな」というかなり強い意味が込められているのだと僕は理解しています。

たとえ画像の使用許諾を得ていたとしても、出典を記さずに”Copyright (C) Y-produce All Right Reserved.”と書かれていたら読み手は画像の著作権も野竿達彦氏に属すると理解するのが社会通念上の発想ではないでしょうか。
人の文書や写真は流用しておいて、他人には勝手に使うなと大書する神経が僕には理解出来ません。

さて、ここで大変なことに気がつきました。

「Y-プロデュース代表 野竿達彦の心に残るコラム」が 全 部 消 去 さ れ ま し た 

(つづく)
 

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