殆ど寝られないまま5時に起きる。簡単に床掃除を済ませ、昨日買っておいたメロンパンを頬張り、コーヒーをすすって、さっさと着替えて家を出る。日比谷線で上野に出て、京成線の乗り場まで地下通路を歩く。地味に上り坂が続くので実際の距離よりも多く感じる。自動券売機に、予約した番号を入れて無事に特急券を入手。6時半発のスカイライナー1号で成田空港へ。高砂から新線区間に入り、グングン加速してゆく。昨年の出張の帰りにも乗っていたが、路面電車がルーツの京成本線とは対照的にカーブが殆どないので実際の速度以上に速さを感じる。成田空港駅には定刻7:14に到着。

北ウイングに向かうが、大韓航空のカウンター前は長蛇の列。7:30にならないとカウンターが開かないことを忘れていた。しかし、ファースト/ビジネスクラスのゲートには殆ど人がおらず安心する。グランドスタッフが続々と現れ、設営が始まる。7:30ちょうどにチェックインが始まり、ウランバートルまでのチケットを無事発券して貰う。南ウイングの免税店で買い物をしたかったので、全日空側まで歩いて出国することに。ここで働いている若い友人に挨拶してから出国する。目論見通り、殆ど歩くことなく南側の免税店に向かうことが出来、欲しかったものをわけなく仕入れる。免税店も開店直後とあってあまり客がいない。暇そうな店員を捕まえて、マスカラの種類について質問を繰り出す。普段自分では買わないものだけに勉強になる。8時半に大韓航空のラウンジに入る。広くはないが落ち着いたつくり。上司と合流して暫くすると搭乗時刻が迫ってきたので出発ゲートへ。KE706便はダッシュ400。ビジネスクラスのシートはフル・フラットになる広々したつくり。離陸前に客室乗務員がミール・サービスのオーダーを取りに来る。メニューを見ると朝っぱらからビビンバが選べたので、迷わず「ハンシク(韓式)をお願いします」と告げる。離陸後、ほどなくしてビビンバが来る。ワインか梅酒は如何ですか、と訊かれたので、梅酒を飲んでしまう。チューブに入ったコチュジャンと、ごま油を自分でまぶして食べるビビンバは変わらず美味しい。食後、トイレに入り、歯を磨いて口の中をスッキリさせておく。12時定刻に仁川国際空港に着陸。ラウンジに入り、メールチェックをするが、あまり時間がないことに気づく。ラウンジの冷蔵庫からコーラとミネラルウォーターを失敬して鞄に詰めておく。ウランバートルにはコンビニなどないので、飲み物を確保しておくに越したことはないのだ。KE867便はA330-300。機種は前回と同じだが、機体が新しいのか座席もジャンボと同じフルフラットになっている。離陸してほどなく再びミール・サービス。またしてもビビンバを頼んでしまう。美味しくて満足する。デザートに梨とスイカが供されて驚く。前回は強風で着陸を何度もやり直してヒヤヒヤしたが、今回は全くの無風で静かに着陸。前回は役員の随行だったのでいわゆるVIP通関で入国したが、今回は一般の入国審査ゲートに並ぶ。難なく入国して、出迎えの現地のエージェントと合流。空港の外に出ると、一気に冷気に晒される。今日は天気も良く氷点下20℃で「暖かい」のだそうな。市内の夕方の渋滞はまだ始まっておらず、比較的スムースにホテルに到着。10月に来ているので気も楽。部屋に落ち着いて、荷物を置いてから夕食場所に移動。市内の渋滞に今度こそ巻き込まれてしまうが、無事到着。モンゴル風にアレンジされたしゃぶしゃぶ屋である由で、牛肉のほか馬肉、羊肉の薄切りが供される。2食もビビンバを食べた所為で、来るまでは食欲が湧かなかったのに、結局色々と食べてしまう。22時過ぎにホテルに戻り、荷物を整理し、風呂に入る。ホテルのテレビはNHKの国際放送が受信でき、深夜に「てっぱん」が放映されているので見てしまう。

北ウイング
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