朝8時前に起きて朝食を取る。昨日と同様に、焼きたてのパンと絞りたてのジュースが供される。たっぷり食べてからホテル内の庭園をのんびり散歩。チェックアウトを済ませて藤田嗣治の礼拝堂を見に行くが、14時まで開かないことが分かる。そこで予定を変更し、駅前の大きな並木道をぶらぶらし、その後市内を巡ることにする。アーケード街や大聖堂を見学してから昼食。屋外の席で、サラダと馬肉のハンバーグを食べる。フランスで馬肉を食べるのは初めてだが、少しも脂っこくない淡白な味わいがする。食後、またぶらぶらしてから礼拝堂を見学。僕は8年前に見に来ていたが妻は初めて。前回は雨に祟られたが今回は快晴。可愛らしい外観も、内部のフレスコ画も何度見ても素晴らしい。15時過ぎにランスを出発し、高速で一路パリに向かう。空いているのをいいことにガンガン飛ばしていく。予定ではパリの外環道路をぐるりと北側に回ってからホテルに着く予定だったのだが、勢いで下道に出てしまい心の準備のないまま戦場のようなパリ市内の車道を走ることに。これまでによく歩いてきた道を選べば地図が頭に浮かぶので、リヴォリ通りからマドレーヌ寺院に出て北西に針路を取る。近くに来てからホテルの場所が分からなくなりややまごついたが無事到着。市街の中心部からは外れているが、落ち着いたホテルで安心する。当初の予定では、今日中にデパートで買い物を済ませてしまおうと思っていたが、時間が押してきてしまったので明日に延期し、レンタカーを返してそのまま夕食に向かうことにする。マドレーヌ寺院の地下駐車場にある営業所に行き、手続きを終えるとオペラ座までテクテクと歩いていく。妻の友達とはオペラ前で待ち合わせ。無事合流し、モンパルナスのクーポールに行きディナー。めいめい好きなものを頼み、皆で分け合って食べる。生牡蠣、煮魚のマルセイユ風、羊のカレー煮、シュクルートとアルザスの白ワイン。ひょうきんなボーイがあれこれ給仕してくれる。食後、大盛りのパフェを食べて満足する。日付が変わる前に帰宿。