朝8時起床。プランタンデパートの近所に移動しその名もプランタニエという名のカフェで軽い朝食。開店間もないプランタンに入り、頼まれていた買い物を済ませる。2年ぶりのこのデパートは大きく改装されており、以前のような陳腐な印象が一掃されたが、まるで日本のデパートのようになってしまったとも言える。買い物袋を日本人の店員に預け一旦オペラ座まで動く。オペラ座の屋上で買っている蜜蜂から取れたハチミツが売っているという話を聞いていたので売店に行くと確かにあったが、ごく小さなビンで11ユーロ(約1500円)もするので2本だけ買うことにする。プランタンの隣のギャルリー・ラファイエットに行きアニエス・ベーで買い物。免税手続をしようとするが日本人専用カウンターは混雑しているのでガラ空きの一般カウンターに向かう。店員に”Do you speak English?”と訊かれたので「わしはフランス語が話せますけぇの。あっちゃぁ混んどるけぇここに来ましたんじゃ。」とフランス語で説明すると笑顔で通される。手続はわけなく終わりプランタンに戻る。妻の冬物のコートを買い、先ほど買った品と併せて再び免税手続。今度は日本人の店員が親切に応対してくれる。とりあえず一旦ホテルに戻り買い物した品物を置く。デパートに長く居過ぎたため、午後の予定を一部カットすることにしてまずはパッシーへ。駅を下りて間もなく雨が降り出してくる。この界隈の学校に通っていた友達が通っていたという喫茶店で軽い昼食にする。店に入ると忽ち大雨になる。クロックムッシュを2人で分ける。雨が上がりかけたところで店を出てパッシー通りを散歩。惣菜屋で美味そうなポテトとベーコンの炒め物を妻が見つけ、すぐさま購入。小さなタッパーウェアに入れて売ってくれる。暫く歩いて通りのベンチで食べる。見た目通りの美味しさ。シテ島からノートルダム大聖堂を横目にサン・ルイ島へ。ここの有名なアイスクリーム屋の行列に並んでペロペロなめる。アラブ文化研究所まで歩いてここの喫茶店でミントティーを飲む。モロッコで飲んだとき程の感動はないが美味には違いない。レアールまで地下鉄に乗りfnacで本とCDを見る。これまで欲しいと思いつつ買っていなかったアヴリル・ラヴィーンのアルバムを2枚買う。次に立ち寄った洋服屋でバーゲンをしておりズボンやらシャツやら買い込む。この後、リヴォリ通りにあるTシャツ屋に行こうと思っていたのだが閉店したのか見失ったのか、どうしても見つからず、結局レアールに舞い戻って夕食にする。また雨が降り出す。昔から有名な「ピエ・ド・コション」に入ったが行列が出来ており暫く待たされる。実にキビキビ働くジェランに執拗に喫煙席を勧められるが断って禁煙席を待つ。ようやく案内されると、妻が食べたがっていたエスカルゴと、この道中一度もありつけなかったオニオングラタンスープを注文。名物で店名そのものの豚の足のグリルをシェアーすることにする。ゼラチン質の多い豚の足は美味。今日はサン・マルタン運河にも行きたかったのだが陽もくれてきて断念する。レアールの若者が多く集まる地区で、遅くまでやっているクレープ屋で粉砂糖をまぶしただけのクレープを買って食べる。そのままリヴォリ通りをコンコルド広場まで散歩。お土産等で増えた荷物を纏めるのに時間がかかり寝るのが遅くなる。