1966年に日本で2番目のモノレールとして開業したものの、僅か8年で休止(その後再開されることなく廃止)に追い込まれた姫路モノレールの遺構が、一般公開されることになりそうです。
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記事によると、廃止後もそのまま車体が眠っている旧手柄山駅の内部を、姫路市が来年度から整備して2011年には一般公開することを検討しているとのことで、実現すれば過去に例を見ない鉄道遺跡の発掘ということになります。
姫路モノレールは、1966年の姫路城修復を記念して開催された「姫路大博覧会」の輸送機関として、当時の市長の肝煎りで開通したもので、世界各社がモノレールの規格を争っていた当時、あのロッキードが開発した「ロッキード式モノレール」を採用したものの、利用者の伸び悩みに加えてその特殊規格が仇となりロッキード社の撤退とともに運行維持が困難になり廃止が決定したという悲劇のモノレールのひとつとして知られています(もうひとつの悲劇は神奈川県のドリームランドモノレールなのですが、これについてはいつか触れたいと思います)。
姫路駅から手柄山までの間には、今なおモノレールの遺構が散見されるとのことですが、手柄山駅が公開されるようになったら、一度足を運んでみたいと思っています。
なお、姫路モノレールについては「麗しの姫路モノレール」というサイトに詳しいです。