身近な知己から聞いた話。
勤務先に、人工透析を受けている方が働いていて、週3回、通院しなければならないのでその間は勤務を抜けることになるそうです。が、同じ会社の中にもこころない人というのはいるもので、「仕事を頻繁に抜けるくせに一人前の給料を貰っている」云々陰口を叩く一部社員が在るのだそうです。傍目にはゾッとする言葉ですが、そういう人種はきっと、透析を受ける人が受ける苦しみを想像したことがないのだろうし、そういう人種に口で何を言っても詮無いのでしょう。たぶん、社員総出でフルボッコにして二度と歩けない身体にしてあげれば、不自由になることの気持ちの一端を理解させることも出来るでしょうが。
そんなことを考えていて読んだ記事。


Article from MSN産経ニュース
人権派弁護士たちが気違いのような弁護を繰り返していることで知られるこの事件ですが、被害者の夫が綴った手記には、当事者にしか分からない心情が滲み出ていて、やりきれない想いが募ってきます。被告人をしきりにかばう人たちは、自分の妻が犯され、我が子共々惨殺されても、同じように平然と無罪を主張したり出来るのでしょうか。
唯一の救いと言えるのは、遺族の周囲には素晴らしい仲間たちがいるという事実です。これだけの事件を体験した被害者の夫に、職場の上司はこんな言葉をかけたそうです。

「この職場で働くのが嫌なのであれば、辞めてもいい。ただ、君は社会人たりなさい。君は特別な経験をした。社会へ対して訴えたいこともあるだろう。でも、労働も納税もしない人間がいくら社会へ訴えても、それは負け犬の遠吠えだ。だから君は社会人たりなさい。

この社会、まだまだ捨てたものじゃないと思いました。そして、僕自身がこの社会で何が出来るのかを、改めて考えたいと思っています。

犯罪被害者の声が聞こえますか
東 大作
講談社 (2006/04/21)
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