来年1月から、全日空のマイル加算の仕組みが変わるそうです。


Article from: ANA SKY WEB
よく言えば柔軟性に富んだ、悪く言えば細かな制限が多くなった改訂ではないでしょうか。
思うに、全日空は最大のライバル日航に追いつき追い越すため、同じ路線で出来るだけ自社を利用して貰うために、これまである種の大盤振る舞いをし過ぎてきたような気がします。一度スーパー・フライヤーになってしまえば、年会費を払う限りプラチナサービスとほぼ同等のサービスを受け続けられるというのはその典型だと思います。
その結果、とりわけ国内線の空港ラウンジは、会社の出張のおかげでステータスを獲得したおっさんたちがだらしなくビールを飲み、散らかし放題荒らしてしまう、本来のコンセプトとはかけ離れた只のうるさい部屋になってしまいました。
しかし、新幹線だったらグランドスタッフもスッチーもいなくて当たり前、ラウンジなんてないし、マイレージなんて制度はない上に正規料金(定価)が当たり前だというのに、どうして飛行機だとあれこれサービスやら特典やら割引なんかを期待したくなってしまうんでしょう。これまで航空会社が醸し出してきたイメージ戦略や、顧客サービスの努力の結果なのかも知れませんが、考えてみると不思議な気もします。

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