朝7時過ぎに起きる。ホテルで朝食を取ってからパディントン駅に向かう。急行列車の発車時刻が迫っていたので、急いで切符を買って飛び乗る。混んでいるのでデッキの補助椅子に腰かける。1時間余でオックスフォードに到着。レンタカーの事務所に向かうと、今度はルノー・クリオ(日本名ルーテシア)が用意されている。街を散策したかったので、暫く停めさせてもらうことにして、歩いて中心部に向かう。アーケード街でクッキーをかじり、土産物を皇太子殿下が学ばれていたマートン・カレッジを外から見学。ガイドブックに載っていた“Turf Tavern”というパブで取りたかったのだが、どうしても見つからず難儀するが、暫く歩いてようやく発見する。これから運転する僕は酒を控えるが、妻はビールを飲み、2人でパイとフィッシュアンドチップスを食べる。どちらも大きくて美味しい。すっかり満足してからオックスフォードを後にして、ブレナム宮殿を見学。予定より時間が押してしまったので、予定を変え立ち寄る街を1つパスして宿泊地スノースヒルに向かうことにする。その代わり、このウッドストックの街で少しのんびりすることにして、切手やカードを買ったり、喫茶店でクリームティ即ちスコーンと紅茶を楽しむ。スノースヒルのB&Bまでの道で再び迷ってしまうが、何とか陽の暮れる直前に到着。マダムが愛想良く迎えてくれる。ロンドンのボロホテルとは比較にならないキレイな部屋に案内される。夕食は供さないとのことなので、クルマで一番近くの村のパブに向かう。勿論街灯などないので、真っ暗な道をゆっくり走ってゆく。雨が振り出してくる。ようやく見つけたパブは、地元の人々の溜まり場になっているらしく、突然現れた日本人夫妻に物珍しげな視線を浴びせる。ラザニアとサラダを頼み、妻はサイダー即ち果実酒シードルをあおり、お代わりにビールを飲む。僕はもともと呑まないので何とも思わないが、酒呑みの人がクルマで旅行をすると怨めしい思いをすることもあるのだろうなと思う。宿に戻り、誰もいないダイニングルームを独占して手紙を書く。


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