石原都知事が参院議員議員宿舎移転計画に反対を明言しました。


Article from: Livedoor News
計画は、現在雑木林となっているところに新たな宿舎を建設するもので、都条例により高層建築が禁止されている場所でことから、都知事の許可がないと建設出来ない状況となっていたものです。5日に猪瀬直樹副知事らと視察した石原知事は「都会にこんなに素晴らしい緑地があるとは知らなかった。私は反対」「本当に必要なら現宿舎を改築すればいい」と述べ、猪瀬副知事も同意見だった由。
かつて環境庁長官も務めたこともある石原都知事ですが、自然破壊に関して彼には忘れられない挿話があります。
1980年代後半、石垣島で珊瑚礁が広がる海を埋め立てて飛行場の滑走路をつくる計画が持ち上がりました。当時社民連にいた菅直人衆院議員が国会でこの問題を取り上げ、所管の運輸大臣として答弁した石原氏は
「あの島の自然を愛するものとして計画には反対」
と言い切りました。
その後、キャサリン=ミュージックなるアメリカ人が運輸省にアポなしで現れ、
「アナタが国会で反対してくれたので安心しました」
と賞賛してきたので、ガイジンに褒められるのも妙なものだなと思っていたところ、数ヵ月後、別の席で当時の皇太子ご夫妻のお目にかかった石原大臣は皇太子妃殿下(美智子さま)から直々に
「先日はミュージックさんにお会い頂いてありがとうございました」
とお声を掛けられ、続いて皇太子殿下(今上陛下)からも
「どうか、よろしく」
とのお言葉を賜り、あの女性の来訪の真意(皇族が国政に関与してはならない現行憲法下での、最大限の意思表示)を悟らされ恐懼したのでした。
なお、石垣島の飛行場計画は、この報告を受けた竹下総理大臣の差配により速攻で白紙撤回となりました。

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