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同期会

朝から粛々と仕事。夜、開始時刻に30分以上遅刻して神保町の「三幸園」に向かい同期会に出席。同期から「お前は本当にいい時期に異動したよな」と言われる。確かに、結果から見ればその通りかもしれない。史上最低の上司に代わって、史上最高の上司に仕えることになってから2年足らずの間、本当に色々なことがあった。これから自分がどうなっていくのか、何になりたいのか、何になるのか、答えなんかはまだ出ないが、こうやって気のおけない人たちが周囲にいるというのは幸せなことだと思う。23時過ぎに会社に舞い戻り、仕事を整理してタクシーで帰宅。27時頃就寝。

お局さま

朝から気分が優れない。課員の増員に備えてPCの発注書類を管理部に提出する必要があるのだが、そこのお局が恐いというので、庶務担当の同僚についてゆくことにする。果たして、お局からは小姑のようなことをあれこれ言われるが、とりあえず、謙虚に構えて相手の気分を害さないことを心掛ける。同僚の話では、若い男である僕に対する対応はあれでもまだソフトな方らしいが、いやはや。26時過ぎに会社を出る。

カムバック

昼休みにOB訪問を受ける。会社に戻ってみると、3ヶ月前に病気で倒れた同僚が退院し挨拶に来ている。直ちにフルタイムで働けるわけではないようだが、何の障碍もなく復帰できたのは奇跡としか言いようがない。ともあれ元気そうで安心する。終電で帰宅。

北の旅人

わずか1時間の仮眠の後ベッドから這い出す。前回同様、葛西から羽田までバスに乗る。エアポートラウンジでコーヒーを飲むのもお決まりのコースになってきた。ANA59便はB777-300。最後尾近くに落ち着く。と、程なく眠りにつき、新千歳空港への着陸の衝撃で眼を醒ます。インチョンから千歳に直行してきたカナダ人たちを出迎えてから札幌へ。昼食を取る時間がなくなってしまったが、客先との会議は恙無く終わり、若いスタッフ(取引先がカナダの会社なのでこれまで「カナダ人」と総称してきたが彼自身はアメリカ人)と丸井今井で買い物。前回の北海道訪問の際、僕がお土産に勧めた六花亭ストロベリーチョコにご家族がハマってしまったとのことで、今回も買い込むことに。また、会社内で日本茶がブームとのことで売り場に案内する。店員は100g1,000円の高級茶を勧めてくるが、アメリカ人は300円の煎茶を目ざとく探しだす。「これ、安いけど品質はどうなの?」「君らがKマートでリプトンのティーバッグを買うのと同じだよ」といったやりとりの後お買い上げが確定。夜、客先に接待された外人と上司を送り出してから、ひとりでススキノまで歩き、ジンギスカンの「だるま」へ。行列に並んでいるうちに雪がしんしんと降ってくる。30分以上待ってからようやくジンギスカンにありつく。4年ぶりだが相変わらず美味い。大雪の中ホテルまで戻り、風呂に入って眠る。

OB訪問

眠くて仕方がないが8時過ぎに起き、パレスホテルで後輩と面談。昔から知っている後輩なので普段のOB訪問のような距離感はない。アドバイスや講評というよりはむしろ自分の感想を取りとめもなく話すだけだが、他人と対話しながら結局は自分とも対話しているのだなということに改めて気づかされる。夜、妻の作るシチューを食べながら『義経』を見る。NHK大河ドラマにありがちな、役者に無理な年齢を強いる設定は健在だが面白い。26時過ぎ就寝。

帰京

朝8時20分に眼が醒める。バタバタと仕度して福岡空港に急ぐ。幸い、時間に余裕が出来たので土産物をじっくり選ぶ。全日空248便で帰京。機体は往路と同じB777-200。全日空はB747-SR最後の牙城だがなかなか当たらない。座るや否や眠ってしまい気がつくと羽田空港に着陸。京急?都営線で白金高輪まで出て妻と合流し実家へ。今日光ファイバーが開通するとのことでそのセットアップを手伝う予定だったのだが、マンションの配管が古いせいでファイバーが通らず工事がペンディングになってしまったとのこと。母と兄と妻と4人で青山まで買い物に行く。夜、妻の友達と六本木で待ち合わせ、その友達の友達がバーテンダーを務めるバーに行く。23時半に帰宅。

24時間戦えますか

1時間程度しか寝られず、6時過ぎにベッドを出て朦朧としつつ身支度。カーテンを開けると大雪なので驚く。家を出ると吹雪いていて延々歩くのも難儀に思い、葛西駅まで都バスに乗る。羽田空港行きのリムジンバスは20分程度遅れて着いたが羽田までの道中は順調で空港に無事到着。欠航も多数出ているようでロビーが殺気立っている。エアポートラウンジでコーヒーを飲んでようやく目が覚めてくる。メールチェックをしてから出発ゲートへ。上司と合流するが、仙台から現地に向かう筈だった上長の乗る便が欠航して行かれなくなったことが判明。全日空245便はB777-200でジャンボ機ほどのキャパシティはないが、天井が工夫されているせいか広く感じる。除雪作業のため出発が30分遅れるが、時間に余裕がないわけではないし、安全のためには確実に作業して欲しいと思う。昔読んだ本に、出発直前になって機長が昇降舵を念のためにテストしてみたら氷が挟まっていて動かず、これに気づかないでいればあわや大惨事だった、という記述があったことを思い出しているうちに眠りに陥り、気づくと福岡空港に着陸。タクシーで市内へ。ホテルのレストランでカナダ人たちと合流。食事の後、ミーティングの内容を打ち合わせてから客先へ。忙しい中時間を割いてくれる客先に感謝。夜、西中洲の『竹壺』で天ぷらの串揚げを食べる。掘り炬燵の真ん中のコンロに油の入った鉄器の壷があり、その場で串に刺さった魚や野菜に衣をつけて揚げ、塩でいただくのだが非常に美味。蛙やワニにも挑戦してみるが非常に美味しい。その後、中州のバーで飲んで帰宿。流石に疲れて25時過ぎに泥のように眠る。

雨は夜更け過ぎに

朝から粛々と仕事。眠い。昼前に客先に届け物をして、その足で少し早い昼食を取って秋葉原へ。あれこれ見るが、何も買わずに会社に戻る。翌日の出張に備えて仕度をしているうちに遅くなる。夜になって降り始めた雨はみぞれ→雪へ徐々に変わっていく。28時半頃帰宅。こんな生活にも慣れてしまったが、不思議と忙しいという感覚はない。シャワーを浴びて仮眠。