九州旅行・その2 – 風花

朝8時前に起床。ホテルの1階にあるレストランで朝食。9時過ぎに博多駅に向かいソニック11号で宇佐へ。乗り込んだ車両は新しく、シートや荷棚の造形も凝っている。定刻に宇佐に到着。10年前、ブルートレインで降り立った時と変わらない、昔ながらの地方駅の趣きを残している。駅レンタカーでパッソを借りて宇佐神宮へ。風が強い。

長い参道を歩いて参拝。この神社は多くの謎をはらんでいる。道鏡事件で和気清麻呂が、最大の皇祖神が祀られている伊勢ではなくここに来て神託を授かったことといい、今上陛下に至る歴代の天皇がわざわざ勅使を派遣していることといい、天皇家のルーツに繋がる何かを握っていることを窺わせる。そしてこの神社はかの邪馬台国の所在地にも比定されており、この神社の第二祭神でありながら、一番目立つ真ん中に祀られている比売大神（ひめおおかみ）こそが、女王卑弥呼なのではないかとも言われている。独特の神々しさの中参拝を済ませて参道沿いの食堂に入る。名前に惹かれて注文したダンゴ汁は、妻の実家山梨のほうとうと余り変わらず拍子抜けしてしまう。高速道路に乗り湯布院を目指す。高速とはいっても片面1車線の対面交通なのが面白い。市内に到着後、金鱗湖を散策し、喫茶店で一服する。宿に荷物を置いてから駅前に出てレンタカーを返し、市内を散歩する。宿に戻って温泉に浸かってから夕食。たくさんの料理に囲まれて満足する。調子に乗ってワインや焼酎に手を出す。夜、寝る前にもう一度温泉に入る。