朝4時半に起床。こんな早起きをするのも久し振り。6時前の地下鉄で羽田空港へ。普段は乗らなくなった日本航空だが、貯まっていたマイルを航空券に換えての旅行なので、久し振りに第1ターミナルへ。連絡バスに乗り、タラップでB767-200に搭乗。出発がやや遅れる。離陸後ほどなくして眠る。結局10分程度遅れて福岡空港に着陸。1年前迄は仕事でよく来ていたので、ボーディング・ブリッジから出口に向かって行くと、何だか客先に向かうかのような錯覚に陥る。
地下鉄で天神に出て、地下街のアペティート・カフェで朝食を取ってから、西鉄線で大宰府へ。10年前、ひとり旅で訪れて以来。小雨がぱらつき始めるが、参道に並んだ土産物店を眺めつつ参拝。ちょうど結婚式が行われていたらしく、新郎新婦が練り歩きをしている。前回来た時には気がつかなかったが、この神社のお神酒は梅酒だというのでお買い上げ。帰り際に、焼きたての梅が枝餅を妻と食べ較べる。美味しい。再び西鉄線に乗り柳川にでて市内を散策。ホテル「御花」内のレストランで遅めの昼食。妻が鰻のせいろ蒸しを食べる。鰻の苦手な僕は鶏肉にする。雨脚が強くなってきたのでタクシーで駅に戻る。駅の時刻表を諳んじている運転手さんが飛ばしてくれたので、特急列車にギリギリで間に合う。17時過ぎに天神に着き、博多駅前のホテルに落ち着く。夕食は西中洲の「竹壷」で天ぷら。以前仕事で来た時に入って気に入ったので、妻を連れてきたかったのである。お座敷に据えつけられた小さな壷状の鍋で、串に刺した具材を自分で揚げてゆく。腹八分目にしておいて博多駅方面に向かい、「旭軒」で餃子を食べる。ラーメンすらない潔さが嬉しい。小ぶりなものがパリパリに焼いてあって美味しい。すっかり満足して宿に戻る。
書肆侃侃房 (2006/12/10)
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