ニジェールもナイジェリアも、ラテン語で「黒」を意味するnigerが由来です。


読み方が違うだけで、ニジェールもナイジェリアも同じ地域のことなのですが、片やフランス、片やイギリスが宗主国であったために呼称が分かれて、違う国として独立することになったという次第です。面白いのは、両国の形容詞形を”Nigerian”、”Nigerien”と、英語もフランス語も、宗主国の言語の語尾をそのまま流用して、区別している点です。しかし、英語であれば「ナイジェリアン」「ニジェリエン」と読み替えることが出来るのでしょうが、フランス語だと両方とも「ニジェリアン」になってしまいますから、フランス人がどうやって聞き分けているのか興味をそそられます。”quoi que”と”quoique”の聞き分けと同じくらい難しいのではないでしょうか。

こちらナイジェリア・日本大使館医務室です
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