ITベンチャーの草分けとも言える、板倉雄一郎氏の最新刊の出版にあたってインタビューが掲載されています。


Article from: Yahoo! ブックス
板倉氏は、上智大学を中退してパソコン用ソフトウェア会社を興し、その後ダイヤルQ2サービスなどの事業を経て1991年にハイパーネット社を設立。利用者のニーズにあった広告をインターネット接続時に表示することで、ネット接続料をタダにするという時代を先取りしたシステムを開発しましたが、メインバンクだった住友銀行の露骨な貸し剥がしに遭い1997年に破産。現在はベンチャーキャピタル事務所を運営しながら経営コンサルティング、講演活動などをこなし、つい先日の「朝まで生テレビ」にも出演していました(光る発言を端々で繰り出していたにも関わらず、司会のオッサンにことごとくシカトあるいはスルーされていたのが可哀想でした)。自身のサイトで、前々からライブドアの経営手法の問題点を指摘してきて、今回それがすべて的中したことで、IT長者からの転落という経歴と相まって、マスコミへの露出がにわかに増えているようです。余談ながら、9年前に板倉氏を奈落の底に突き落とす貸し剥がしを敢行した住銀の支店長とは、後に楽天に転じてTBS買収騒動の中心人物となった國重惇史氏その人で、広くはない世界でしたたかに生き抜くために必要な資質について考えさせられます。