「ホワイトバンド」を買っても、貧しい国の人々へは一銭も寄付されないことが話題になっています。
参考: 「ホワイトバンドの問題点」
スポーツ選手や芸能人が宣伝して見せるチャリティーものというのは、何かしら胡散臭さがつきまとうものですが、やはりというか何というか、このバンドを買っても貧困にあえぐ国の人々に寄付金が届くことはなく、「貧困をなくそうとガンバっているNPOの活動費」として使われるんだそうです。これまでに集まっている筈のお金は2億円を越えているとの試算もあるそうで、「ほら、僕って貧しい人たちに寄付してるんだよ」という一種の自己顕示欲を誇示したい人たちから巧妙にポケットマネーを吸い上げるこの計画を考えた人はいかにも狡猾だなぁという感じがします。何事も自分の眼で判断して、自分が何のために何をしているのかという本質をじっくり考えることが肝要だと改めて思いました。