眠たいが、朝7時前には眼が醒めてしまう。部屋のティーサーバで紅茶を淹れ、メールをチェックする。日本のお客さんに伝達すべき事柄を確認するため、カナダ人たちを電話で捕まえ、直ちに、日本に電話してお客さんに報告。綱渡りだったが何とか格好がつく。昼、お客さんと“Ken Lo’s Memories of China”で中華料理のランチ。美味。夕方、別のお客さんと、カナダ人とのミーティングをセットアップ。2時間話しつめる。夜、パークレーン・ホテルに赴き国際会議の掉尾を飾るフェアウェル・ディナーに出席。やけに派手な宴会場でフルコースを平らげる。テーブルで同席する面々の国籍は多彩で、皆が皆上手に英語を話すわけでもない。伝えたいことがあるのならば、言葉が得意とか苦手などということは関係ないのだなと思う。隣のフィンランド人とモータースポーツの話題になり、キミ=ライコネンミカ=ハッキネンが世界的に有名であることを誇っていた。フィンランド人F1レーサーはケイヨ=ローズベリが元祖だろうと言うと、むしろケケ=ロズベルグという英語風呼び名の方が地元でも定着しているとのこと。ノリックみたいなものかと妙に納得。今は息子のニコの時代だよ、と向こうは笑っていた。日付が変わる頃宿に戻って、泥のように眠る。