朝8時半には家を出て、地下鉄を乗り継いで京急の大森海岸へ。駅から歩いて数分、お目当てのしながわ水族館ニスモ本社の裏手にある。開館前からすごい行列だが、窓口の女性の手際が良くないせいか、列が一向に短くならない。というのも、支払が2,400円と言われて千円札を3枚差し出すと、彼女は電卓を叩いて3,000マイナス2,400と打って、その上でコンピュータと一体化したレジを叩くのだ。レジを打てばつり銭は分かる筈なのだが、電卓が何を意味するのか全く理解できない。ともあれ、入場してほどなく一人でイルカショーの観覧場所を確保しておき、妻子の到着を待つ。これまでに見てきた福岡や京都のそれよりも遥かにこじんまりとした会場だが、それでも息子は満足してくれている。ショーの後、早目にレストランに行き昼食。食事が来るころには入口に大行列ができており、混む前に入って正解だった。食後、水族館に再入場して、息子の好きなペンギンやアザラシを見る。帰路、陽射しがじりじりしてくる。帰り際にロイヤルホストに立ち寄り、アイスクリームをつつく。息子には無料でドリンクバーがつくという。こうやって、子供を大人しくさせる施策で、ママたちのリピーターを増やす作戦なのだろう。帰宅後、昼寝をしそこねた息子が駄々をこね出すが、夕方コロリと眠ってしまう。夜、シャワーを浴びさせた後息子を寝つかせると僕も眠ってしまう。
 

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中村 元
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