朝5時半に起きる。6時過ぎにホテルを出て、赤の広場まで散歩してみる。少し肌寒いけど朝日がまぶしくて気持ちがいい。帰りは、昨日乗った地下鉄にもう一度乗ってみる。難なくホテルに戻り、朝食。昨日は見かけなかったケフィールがあったので飲む。9時半にホテルを出て、取引先とのミーティング。ロシア語通訳の方が急遽別のグループの打ち合わせに参加することになったので、英語でやることに。上司も僕も英語が流暢とは言いがたいので、何となくぎこちなくなるが言いたいことは伝える。先方のアレンジで昼食をごちそうになり、マトリョーシカを買いたいという上司の希望で、アルバート通りなる土産物屋の並ぶ街区に向かう。確かに土産物屋が多い、スターバックス・コーヒーやウェンディーズも並んでいるが、ロシア文字だと全く別のお店のようにも見えてなんだか可笑しい。たまたま入った土産店の店員がフランス語をあやつるのを見て、値切り交渉に入る。なかなか折れないが、現金のルーブルがこれしかないと言うとその値段で折り合う。歩いてホテルまで戻り、急いで部屋を片付けて15時にチェック・アウト。

東京行きのアエロフロートは20時発なのだが、市内の渋滞を懸念して早目に市内を出る。が、構えているときには巻き込まれないもので、16時過ぎには空港に着いてしまう。新装なったシェレメチェボ空港ターミナルFは、別の国かと見まがうほどにキレイで近代的になっている。早々にチェックインして、上司らは出国。絵葉書を投函したい僕はあとで合流することにして、係員に郵便局はどこかと訊く。が、驚いたことにこのターミナルにはポストボックスさえなく、2つ隣のターミナルDまで歩けと言われる。確かに、郵便物はテロの危険と隣り合わせでもあるのだが、それにしても新しいターミナルで手紙一つ送れないとは。仕方なく、ターミナルを縦断して、前回の出張時に使った古いターミナルDの郵便局で絵葉書を投函。やっとの思いで出国して、ピカピカのターミナルを歩いて免税店をひやかし、ラウンジで上司らと合流。アエロフロート260便は、以前乗ったのと同じエアバスA330-300。ゆったりした座席に収まり、ウェルカム・ドリンクのオレンジジュースを飲む。機内アナウンスはロシア語、英語、日本語の淳に流れてくるが、日本語はカンペを棒読みしているのか、イントネーションもいささか微妙で面白い。夕食はビフテキにしようと思ったが品切れとのことで、ポーク・ジンジャーにする。だんだんと眠くなってきたので、シートを倒して眼を瞑る。

Pet Sounds
Pet Sounds

posted with amazlet at 12.06.05
The Beach Boys
Captol (2001-04-13)
売り上げランキング: 709