かねて欲しかった、BOSE Quiet Comfort 15を購入してしまいました。

BOSEの公式サイトでの価格は¥39,900とちょっと高め。
で、米国のamazon.comを見てみると、何と$299.95。1ドル85円だとして¥25,500ですよ。配送料等モロモロ入れても$328.18(≒¥27,900)。思い切ってお買い上げしてしまいました。

で、ここで懸案になるのは輸入に際しての関税。空港に留め置かれた上に税金を取られるのは面白くありません。
そこで、ニューヨーク在住の友人にお願いして、友人宅にまず品物を届けて、開梱して新品でないように装って貰って日本に届けて貰うことに。
日頃忙しい友人には手間を取らせてしまいましたが、無事到着。郵送料$24.52(≒¥2,100)は別途掛かりましたが、他の物も一緒に買ったので、そう高くは感じません。

というわけで開梱。
友人の偽装工作(笑)のおかげで元箱はありませんが、見るからに高級そうなケース。

電源はお手軽な単4乾電池1本。

さっそく装着してみました。うん、凄い静寂感。
10年くらい前に、ソニーのノイズキャンセリングヘッドフォンを使っていた時期があったのですが、比較にならない静けさ。
どれくらい静かかと言えば、僕のiPodに入れてる音楽は基本的にAAC(.m4a)なんですけど、圧縮してスカスカになった部分が地下鉄駅の構内でハッキリ分かるくらい、と言えば伝わるでしょうか。

また、耳障りな周囲のノイズが圧倒的に軽減されるので、うっかり電車で座るとたちまち眠くなってしまいそうです。本当に圧倒的な性能なので、勉強とか、集中したいときには本当に良いと思います。

それから、過去に使っていたノイズキャンセリングヘッドフォンで悩まされていたのは、風切り音の問題。
ノイズキャンセラというのは、ヘッドフォンの外側のノイズをマイクで拾って、その逆位相の音を出すことでノイズを掻き消すものなのですが、ビデオカメラでもそうであるように、強い風が吹くと、マイクが雑音をザーザー拾ってしまいます。その逆位相の音というのがゴーゴー言ってしまうので、折角のノイズキャンセリグヘッドフォンも意味がない、という場面が少なくありませんでした。
が、このQuiet Comfort 15は風切り音がまったくしません。強風の吹き込む地下鉄の通路や、電車が高速で進入するプラットホームでも、ヘッドフォンからの音には全く影響が出ません。これには本当にビックリしました。恐らく、色々な状況で最適な逆位相になるようチューニングを煮詰めているのでしょう。

恐らく威力を一番実感できるであろう飛行機の中での使用感については、追ってレビューしたいと思います。
日本価格4万円であっても、価格に見合う価値は十二分にあると思いました。米国の主要な空港でも売られているという話を聞いたこともあるので、海外出張の多い方は一度検討してみては如何でしょうか。