朝6時半起床。昼前に、八丁堀に買い物に行くついでにドコモショップに向かい、会社ケータイの修理を依頼。が、水濡れの反応がある由で、この場合は修理を受け付けられないと言われてしまう。買い換えしかなくなってしまった。夕方、息子を風呂に入れた後、マンションの住民総会に出席。入居以来3年間理事長だったので、いわば傍観者として席に着くのは初めて。つつがなく議題が進んでゆくが、途中、住民のひとりからクレームがつく。僕が理事長だった頃からの一種の一言居士で、正論ではあっても周囲の共感を得るとは言いがたい表現をよくされ、それでいて理事会メンバーには立候補しようとはしない方だったが、今回も舌鋒鋭く「こんなのは詐欺だ」などとまくしたてる。理事長や管理会社が沈黙しているので、僕が立ち上がって
「自分が理事長の間は戒めて個人的なコメントは控えてきたが、今回敢えて発言させて頂きたい。ご意見はもっともかもしれないが、理事会メンバーはいわば素人であり、それぞれが自分の時間を削って運営にあたってきている。1年間かけて議論してきたことを、最後の最後に一言で切って捨てるようなやり方はフェアーではない。おかしいと気づいた時点で意見を具申するべきである。理事長はじめ、皆さんは共有の財産であるマンションをよりよくするために、本来使わなくてよい時間や労力を割いている。分かりますか? ならば、その理事会の報告を詐欺などと呼ばわるのではなく、言葉を選んでいただきたい。」
言うと向こうも気圧されて黙ってしまい、それ以降の議事はつつがなく進む。総会後、マンションのロビーでの懇親会に出席。皆が折りたたみ椅子を持ち寄って、ビールを飲みピザやポテトチップスをつまむ恒例の会合だが、割合に盛り上がる。出席者から一様に、さっきはよくぞ言って下さった、と褒められる。何だか面映ゆいが、言うべきことは言うべき時に言うべきと自戒した。例によってビール1杯で真っ赤になってしまい、ほどほどに切り上げて部屋に戻り、妻のつくるカレーを食べて寝る。