朝7時過ぎに起床。ホテルの朝食。パンやジュースの種類も豊富で、とりわけパン・オ・ショコラが素晴らしい。すっかり満足する。チェックアウト後、市電で一度駅に出て、オンライン購入していたTGVのチケットを発券して貰う。その後、ノートルダム大聖堂に向かい、ゆっくりと内部を見学。その後、美術館をゆっくり眺めてから、カフェで昼食。ベッコフという、地元名産のジャガイモと肉をワインで煮た料理と、サラダを注文するが、どちらも量が多くて全部は食べ切れない。それでも、食後に2人でパフェをシェアーする。スーパーのモノプリでバターを大量に買い込み、荷物を預けていたホテルに戻って、クーラーバッグにバターを詰めてトランクに入れる。市電で駅へ。パリ行きのTGVは出発が若干遅れるが、概ね順調に走る。新しい車両なのか、内装やシートがこれまで違う。 パリ東駅には17時に到着。この時間帯は、ストラスブールから空港まで直行するTGVがないので、パリで乗り継ぐことにしたのだが、空港行きの電車が出る北駅まで、思いのほか距離がありしかも上り坂なので妻が息切れしてしまう。空港行きのRER(郊外直通地下鉄)は、一時期治安の悪さが喧伝されていて、実際に会社の取引先の方が財布を掏られたこともあるのだが、幸いにしてそうした人種は乗っておらず、ノン・ストップでドゴール空港第1ターミナル駅に到着。昔はここから連絡バスに乗る必要があり、大混雑の上に運転が乱暴であまり良い思い出がなかったのだが、今では往路にも乗ったCDGVALが通っており、快適に移動。ターミナルに到着し、全日空のカウンターを見つけると長蛇の列。座席はエコノミーだけれど、スーパー・フライヤーなので優先チェックインが出来る筈なのだが、その掲示がない。日本人の職員に聞くと、「ゴールドの方はもちろんファーストクラスのカウンターをご利用頂けます」とのことなので、ガラガラのカウンターで悠々とチェックイン。マイレージでタダ乗りしているのに、トランクにはファーストクラスのタグまでつけられて何だか気が引ける。早々に出国すると、免税店が大きく軒を連ねている。大きく、というと語弊があるし、他のヨーロッパの空港に比べれば見劣りするのかも知れないが、4年前にこの第1ターミナルを利用した時とは比べ物にならない充実ぶりに吃驚する。ともあれ、土産物は後で見ることにして、 ラウンジで一服することに。色々な航空会社が共用する施設になっているのだが、中に入ると全日空を利用する日本人が殆ど占領している。ビジネスクラスの社用族なのだろうが、ゴルフウェアのような陳腐な服装でだらしなくソファーに座って酒をあおる姿はあまり美しくない。でも、そのおかげでか日経新聞もあるし、冷たい飲み物にありついてのんびり過ごす。免税店に戻って、お菓子やらお酒やらを買う。サテリットと呼ばれる出発ロビーまで延々動く歩道に揺られると、丁度搭乗案内が始まっておりそのまま乗機。帰りは普通のエコノミーだが、機体後方のボディがすぼまっている部分の2人掛けを指定しておいた。ここならば、足元に余裕ができるし、圧迫感が薄らぐ。NH206便は定刻に出発。日本時間ではもう朝5時近いから、とっとと寝てしまいたいのだが、食事は出てくるし、免税品の販売もあるので暫く起きていることに。