朝9時過ぎに起きる。午前中は洗濯と部屋の掃除をして、午後イチに家を出る。上野のアトレで昼食を取り、15時前に京成線に乗り成田空港へ。空港に入るには身分証明書の提示を求められ、自動車もトランクをいちいち開けられたりする。我々日本人は昔から慣れっこだったけれど、同時多発テロ以前の世界では異様な光景だった筈だ。成田空港開港反対運動に関して違法活動を行う輩をメディアはなぜか「過激派」なる言葉で形容してきたが、ハッキリと「テロ組織」「反政府組織」と言っていれば、国民の成田空港を見る眼も変わっていたのではないかと思う。強引に土地収用や建設を進めた政府に問題があったのは事実だろうが、だからといって管制塔を破壊したり、空港施設や京成電車に放火することが許される筈は無い。


さて、成田には午前中に来ることが多いので、夕方のこの時間は妙に空いていて変な気持ちになる。チェックイン・カウンターも空いているのだが、キャセイ航空は香港系のせいか、大量の荷物を持った中国人と思しき人たちが職員とやりあっていたり、トランクの代わりに紙袋をしこたま抱えた客が梱包用のダンボールを要求していたりと、遅々として順番が回ってこない。ようやく手続きを済ませ、海外旅行時のお約束になったスタバでの一服後出国。免税店をゆっくり覗いてから搭乗ゲートへ。CX505便は B747-400。思えば、ジャンボ機に乗るのは久しぶりかもしれない。うつらうつらしているうちに、香港国際空港にほぼ定刻に着陸。ロビーに拡がる免税店を見て回る。中華料理のスタンドで夜食のワンタン麺をすすってから、CX255便に乗り継ぐ。同じB747-400だが座席が新しくなっていて、液晶モニタが大きく、各席にコンセントまでついている。耳栓をつけて早々に眠る。

夜間飛行 (新潮文庫)
夜間飛行 (新潮文庫)

posted with amazlet on 07.09.16
サン=テグジュペリ 堀口 大学
新潮社 (1956/02)
売り上げランキング: 25883