会社から徒歩5分のところにある三省堂書店で、以前大学で関わっていた団体がつくった書籍が2種類も発売されていたので買ってみることにする。中身をざっと読むが、何とも言えない感慨を覚える。あれだけの予算と時間をかけたプロジェクトの結実が、この実のない自費出版本でしかないとすれば悲しすぎはしまいか。この団体との関わり合いについては、じきに場所を移してじっくりと述べることになるであろう。過去に関わったものや人々にいつまでもこだわるのはよくないという忠告をある人から受けたこともあるのだが、それでもなお僕が過去の出来事にこだわることがあるのは、過去から現在への座標軸が歪んでいれば、そこから目指す未来もまたおのずといびつなものになるに違いないからである。そして、その歪んだ座標軸に乗っかって厚かましくも自己弁護をしたり、あまつさえ他者を批判してはばからないような輩を看過しえないのである。0時前には帰宅。