朝7時半に起床。8時半過ぎに家を出て築地で朝マック。銀座から高速に乗って、カーナビに導かれるまま千葉の関宿へ。約2時間のドライブの末、目的の鈴木貫太郎記念館に到着。小じんまりとした建物だが、軒先に貫太郎翁が揮毫した「為万世開太平」の文字をモチーフにした塔が建てられている。館内にはゆかりの品が展示されており、天皇御親筆による御名と御璽が押された書類が間近で見られるのが興味深い。また、孝子夫人(足立たか)が幼少期の昭和天皇の侍女であったことから、先帝が身につけておられた服がさりげなく展示されているのが目を引く。最晩年、鈴木大将が体調を崩したという報せが入ると、ぶどう酒を持った勅使がここまで差し向けられたと伝えられているが(臣下が参内することはあっても、天皇やその名代が出向くことは極めて稀)、高速道路などもちろんない終戦直後、こんなところにまで勅使が来たとすれば、それは陛下の篤い信頼の証ということなのだろう。すっかり満足して、船橋へ向かう。途中、街道沿いの「喜八堂」でせんべいとふた川だんごを買ってゆく。市川市で渋滞に巻き込まれたが、何とかららぽーとに到着。遅い昼食を取り、妻とショッピング。となりのビビットスクエアにも足を延ばして「小川珈琲」で一服。洋服やら食材やらを買い込んで、20時過ぎに船橋を出るがあたり一面大渋滞。競馬場やオートレース場がひしめく上に、最近イケアも出来たので物凄いことになっているのだろう。ノロノロと進んで京葉道路に逃れ、小松川から葛西に回りこんでスシローで夕食。久しぶりだが相変わらず美味しい。22時半頃帰宅。

聖断―昭和天皇と鈴木貫太郎
半藤 一利
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