Category: Diary

フランス旅行記(4)

朝8時過ぎに起き、島のパン屋で朝食を買い部屋で食してから出発準備に取り掛かる。10時過ぎにモンサンミッシェルを後にして、近所の土産物屋であれこれ買い込んでから高速でルーアンに向かう。途中、カンで高速を降りて昼食にする。モンサンミッシェルは田舎町だったので運転にも困らなかったが、ここは普通の地方都市なので交通量も多く、街中を走るのは若干緊張する。それでも何とか街中の駐車場に車を停め、国鉄駅近くのブラッスリーに入る。通りすがりの2人を店主が明るく迎えてくれ、妻は牛肉、僕は豚肉のソテーを頼む。フランスのレストランには必ずといっていいほどある鶏肉料理がなぜかない。フランスで初めて食べるポークソテーは身も柔らかく味も良い。つけ合わせのインゲン豆とフリットも美味しかった。駐車場に戻る途中のパン屋でバゲットとケーキを買い、車で食べる。再び高速に乗り、ルーアンへ。駅前のホテルを予約しておいたのだが、複雑な道路規制に翻弄されてなかなかたどり着けない。一般車輌の乗り入れが不便になるように道路を規制しているのだろう。フロントのマダムがにこやかに迎えてくれ、恙無くチェックイン。街中を散策し、教会や時計台を見て川辺を歩く。20時を回っても陽はこうこうと照りつけてくる。旧市場跡にあるレストランのテラスで夕食。妻は鮭、僕は鯛を頼む。不味い筈がない。ゆっくりと暮れてゆく景色を眺めてから車を駅前の駐車場に移動しホテルに戻る。

フランス旅行記(3)

目覚めると快晴。近所のカフェで軽く朝食。城壁の端を散歩してから砂浜を散策する。昔は潮の干満によって島の表情が大きく変わり、満潮時には城壁にまで水位が上がったそうだが、最近では堆積物が多くなり過ぎて終日砂浜が顔を覗かせているそうな。外周を約半分回ったところで砂がぬかるんできたので引き返す。昼食に名物のオムレツを食べようと思ったのだが、有名な店ではフォアグラだのオマールが入ったオムレツと前菜にデザートをつけたセットメニューしか出さないという。夕方になれば単品も出すというのでオムレツは夕食にすることにして、近所のサンジャムへ行くことにする。昨日来る途中に、ボーダーシャツで有名な「セント・ジェームス」の看板が掛かっており、どうやら近所に店があるらしいことが分かったので、ホテルのフロントに「セント・ジェームスのお店はどこにあるの?」と聞いたら、「それはセント・ジェームス即ちサンジャム町にありますよ」と言われたものだ。地図で調べてみると、10kmほど離れたところにあることが分かったので、高速沿いのクレープ屋で昼食にする。昨日到着したときに通りかかって目をつけていたのだ。今回も定食コースを2人でシェアーする。前菜にバターと香草だけのシンプルなクレープ。メインにはシーフードのクレープ。デザートにはリンゴのクレープにカルバドスがフランベしてあるのを食べる。クレープ屋と書いてあるが、普通の料理も出すようで近くに座った老夫婦はステーキと山盛りのフリット(フライドポテト)を食べている。ともあれ、2人とも満足してサンジャムに向かう。高速道路でも行かれるが、下道を選んでのんびり走る。果てしもなく広がる田園風景に目を奪われていると突如街が現れる。小さな町の真ん中にセント・ジェームスのお店を発見したので車を停めて行ってみると丁度昼休みでクローズしている。仕方なく、近所を散策して時間をつぶす。スーパーマーケットが開いていたので、地元の蜂蜜とサクランボを買う。そうこうしているうちにお店の開く時間になったので行ってみる。生憎妻に合うサイズの服がなかったが、僕自身の気に入った服がいくつかあったので衝動買いしてしまう。夕方モンサンミッシェルに戻り、フリットを齧って街中を散策したり、カフェに入って絵葉書を書いたりしてのんびり過ごす。夜、オムレツのレストランに行くと、やはり昼食時と同じ高級セットメニューしか出さないという。話が違う。とかく傲慢なジェランの態度も気に入らないので店を後にして別のレストランに行く。ここにもオムレツがあったので妻が頼み、僕はビフテキにして分け合うことにする。沢山かき混ぜてフワフワになったオムレツはシンプルだが美味しく満足する。夕暮れ前に車で島をいったん出て、夕暮れの田園風景を写真に収めてから引き返し、ライトアップされた島を遠目に眺める。フランスの夏の日は長く、22時を過ぎてもまだ空は明るみをたたえていた。

フランス旅行記(2)

だだっ広いクアラルンプール国際空港のターミナルをうろうろ歩き、免税店や土産物屋を見る。マレーシアリンギットの価値がよく分からないので、空港内の両替所でレートを眺めてみる。かなり分の悪い換算レートの筈だが、それでも売られているものが安く感じられる。酒、タバコ、チョコレートなどのありきたりな免税品のほかにも、地元マレーシアの民芸品も売られていて楽しい。一通り眺めた後、マレーシア料理の店に入り鶏肉のサテと焼飯を食べる。甘辛いタレが美味しい。深夜になり、パリ行きマレーシア航空20便の搭乗が始まる。フランス人が多い。前に並んでいた婦人のリュックサックのチャックが開けっ放しだったので、「開いてますよ。閉めましょう」とフランス語で言うとビックリされる。乗り込んだB747-400は成田から乗ったB777と同等の装備だが、機内は空いてお3人掛けを2人で占拠することが出来た。ぐっすり眠って朝6時15分にドゴール空港に到着。第1ターミナルは卒業旅行以来だから4年ぶりということになる。サテリットと呼ばれる到着ゲートから、古めかしくも前衛的なビルディングに入り入国審査。日本人はパスポートの中身も見ずに通してくれる。トランクを受け取り、洗面所でコンタクトレンズをつけてからエイビスレンタカーの事務所へ。朝早く不機嫌そうな女性の係員とあれこれやりとりしているうちに鍵を手渡される。フランス車なのかと思いきや、宛てがわれた車はオペルのメリーバ。やや背が高い1600ccの5ドアハッチバックで、日本では見慣れないが、ホンダのフィットやメルセデスのAクラスと同等だろうか。エンジンに火を入れる前に窓ガラスを拭き、買っておいた「スーパーレインX」を塗り込んでおく。これはスペースシャトルの窓ガラスにも採用されているという撥水剤で、降雨時にワイパーを動かさなくとも水を弾く効果があり、水膜やワイパーで視界が遮られることがない。やや面倒な作業だが入念に仕上げておく。出発前にネットで調べておいたルートマップを用意していよいよ出発。6年前、知り合いのスバル・インプレッサを運転させてもらって以来のマニュアル車だが、とりあえずエンストはせずに動き出す。だが、いきなり駐車場の進行方向を誤ってしまう。已む無くバックしようとするが、どうやってもリバースギアに入らない。1速や2速に一回入れてから舐めるように入れると良いのを思い出しそれをやってみるが入らない。よく見ると、シフトレバーにフックがありこれを引っ張りながらゲージを動かすと難なく入る。誤ってリバースに入れないための安全機構らしい。初っ端から躓いたがなんとか出発。ドゴール空港は高速道路と直結しているのでパリ方面の案内に従ううちに高速に入る。ぐんぐんシフトアップして速度を上げていく。生まれて初めての右側通行だが、高速にいる限りそれほど気にはならない。パリの環状線から北西への高速道路に移り、最初のサービスエリアで小休止。小雨が降り始める。売店で飲み物とミシュランのドライブマップを買い求め、カフェでパンを買う。朝早いのに種類が豊富なのに驚く。コントアール(立飲台)では中年男性たちがやたらと大声で騒いでいる。長距離トラックの運転手だろうか。高速に戻ると雨がひどくなってくる。レインXを塗っておいたおかげで視界は至って良好、舗装も水煙の上がらないタイプなので快適に運転を続ける。ルーアン、カンを経て雨も上がり、13時過ぎに最初の目的地モンサンミッシェルに到着。島に入る前のレストランで昼食。妻と2人で定食をシェアーする。前菜は鮭と野菜のサラダ、メインは羊肉、デザートはアイスクリームにカルバドスをかけた一品。どれも美味しく、店も繁盛している。雨は止んだが風が強く、テラスに並んでいた机と椅子が薙ぎ倒される。食後、再び車を走らせていよいよモンサンミッシェルに到着。駐車場に車を止めて城砦内に入る。予約した宿は1階がレストランで、ホテルはあくまでもおまけ。部屋はこじんまりとしているが清潔で風呂場は全面的に改装されている。部屋から海は見えないが、この島唯一のストリートが見渡せる。観光地としての賑わいはどこかしら、浅草の仲見世を連想させる。荷物をまとめて島内を観光。教会に登り、眺望を楽しむ。強風に煽られて寒くなってきたのでカフェでコーヒーを飲み、クレープを頼む。こうした間食を楽しむために昼食を軽くしておいた。そば粉入りのブルターニュ風クレープと、普通の甘いクレープを試すが、どちらも美味しい。夜、ホテルのレストランでムール貝を食べて眠る。

フランス旅行記(1)

朝9時半にタクシーを拾い葛西駅へ。駅前の吉野家で朝定食を食べる。妻は焼魚で僕は納豆。これまで定食は食べたことがなかったので新鮮。10時半のリムジンバスで成田空港へ。5月に新設されたこの路線のお陰で成田行きがかなり楽になった。ほぼ定刻に第2ターミナルに到着し、航空券の受け取り場所を探す。正月の韓国旅行の際の大混雑を思い出して身構えていたら、カウンターはガラ空きであっさり手に入る。マレーシア航空のカウンターもまたガラガラ。全日空とのコードシェア便の筈なのだが、不思議なことに日航の職員がチェックインをしている。トランクを預けて、スターバックスコーヒーで一服。10分100円のインターネットコーナーがありメールチェックをしつつストロベリークリームフラペチーノを飲む。妻は抹茶フラペチーノ。まだ本格的な夏休みシーズンではないからか、閑散とした雰囲気さえする。出国後、免税店を冷やかしてからマレーシア航空71便に搭乗。ボーイング777のキャビンに入ると、たちまちにお香の匂いが鼻に入ってきて気分は良い。後部座席に座り、離陸。エコノミークラスでも液晶モニタが装備され、ヘッドレストは可動式でフットレストもある。液晶モニタでゲームを楽しめるのは以前乗った日航のMagicと同じだが、ゲームの中に”Super Nintendo”すなわちスーファミのエミュレータがあり、懐かしいゲームが並んでいるのが目新しい。客室乗務員も礼儀正しく好感が持てる。途中、何度か気流が悪く大きく揺れるがトラブルもなく7時間かけてクアラルンプール国際空港に着陸。

太陽の季節

いつもより早起きして15分ほど早めに出勤。電車は混んでいるが着いてからの仕事は捗る。昼休み、有楽町に出てビックカメラを物色。旅行用品を買う。暑い。一時期の怒涛のような仕事の波は収まり、20時半に会社を出る。ちょうど妻の帰りと時間が合ったので、葛西駅近くで一緒に夕食。

就職祝い

朝から仕事。第一四半期実績と、上半期予算見通しの提出が迫っているので数字と格闘。普段通りの仕事もあるのでてこずる。夜、後輩の就職祝いのため新宿で会食。久しぶりに行くお店だったが美味。25時頃帰宅。

麹町

朝から雨。電車も遅れ気味だが通常通り出社。昼休みに一度晴れ間も見えたが再び雨。その雨の中麹町の取引先まで行く。この近辺を平日に歩くのも久しぶりだ。帰る頃には天候も回復。20時過ぎに会社を出る。帰宅後も仕事を続けて26時頃眠る。

ロナルド=レーガン

レーガン大統領が亡くなる。底抜けの笑顔、強硬な反共政策、中曾根総理別荘でのロンヤス会談(ほら貝演奏つき)など、幼心にも大きな印象を残した。雨ということもあり一日中家に篭る。完成間近だったサーバに再び問題発生。結局もう一度クリーンインストールし直すことに。

Are you ready?

昼過ぎに銀座へ。中華のつけ麺を久しぶりに食べる。デパートを散策し、有楽町のビックカメラで20GBのハードディスクを買って帰宅。

Monday Morning

昨晩冷房をつけて床に就いたのでグッスリ眠れ寝覚めも良い。昼過ぎにイギリス人とミーティングのため麹町へ。以前は芝浦にあったオフィスが移転し、今回が初訪問。眺めも良くキレイなビルで羨ましい。このイギリス人の英語は聞き取りやすくありがたい。ミーティング後、神田のお客さんを訪れ会議。帰社後、終電近くまで残業して帰宅。