元F1レーサーで後藤久美子の夫としても知られるジャン=アレジ氏が、フランス政府からレジオン・ドヌール勲章を受章しました。
Article from: Yahoo! France(フランス語)
パリ(AFP)- 元F1ドライバーのジャン=アレジ氏が、国民議会(フランス下院)においてジャン・フランソワ=ラムール青少年・スポーツ・市民活動大臣よりレジオン・ドヌール勲章を授かる栄誉に与った。
「今回の受勲は全くもって大きな栄誉であり、私のキャリア、私の人生において応援してきてくれた人たちみんなで分かち合う大きな喜びである。」
と、シュバリエ(騎士)章を胸にアレジ氏は語った。
式典には40名ほどが集まり、ジャック=レジス(フランスモータースポーツ連盟会長)、フラビオ・ブリアトーレ、ロン・デニス、マンスール=オジェ(TAGグループ総帥)、エディー=ジョーダン、ゲルハルト=ベルガー、ジャック=ヴィルヌーブ、ニコラ=トッド(ジャン=トッドフェラーリ監督の子息)などのF1関係者も多数出席した。
現在41歳のアレジ氏は2002年よりDTM選手権にメルセデスのドライバーとして参戦中で、その傍ら「FFSAサーキット フランスチーム」(フランスモータースポーツ連盟による若手支援プログラム)の監督も務めている。同氏は201戦のキャリア(1995年カナダGPで優勝)を残して2001年にF1から引退、その間ティレル、フェラーリ、ベネトン、ザウバー、プロスト、ジョーダンに所属した。
(抄訳・脚注 水野)
フランスでは、シャシー/エンジンメーカーとしてルノーが2005年のチャンピオンに輝いたものの、2004年末にオリビエ=パニスが引退したことでフランス人F1レーサーがいなくなり、政府機関がモータースポーツ振興に乗り出しています。その振興プロジェクトのリーダーを務めるアレジ氏への叙勲は、まさに国家ぐるみでの本気の取り組みを示すものと言えそうです。