朝になっても熱が下がらず、会社は休むことに。前の部署の上司とランチの約束をしていたのだが申し訳なくもキャンセルをお願いする。妻は仕事に遅れられないので、こんな身体でも僕が息子を小児科に連れてゆくことに。最近ご無沙汰だった、いつもとは違う病院で、変わらずテキパキと仕事をなさる女医先生に証明書を書いていただく。その足で保育園に息子を連れてゆき、一旦帰宅して眠る。息子がいなかったら確実に朝からずっと寝ていただろうと思う。親ってすごいなって自分のことながら感心してしまう。午後、語学学校は休みたくなかったので何とかベッドを這い出して市ヶ谷へ。風邪薬が効いている間は汗をかくほど熱が下がって元気になるので、その効き目の間にレッスンを受ける。フランス語と似ている部分が多いことに改めて気づく。レッスン後、保育園に息子を迎えに行き、一緒にフロに入って寝つかせる。僕も風邪薬を飲み直して眠る。この齢になってこんなに風邪をこじらせるとは思わなかった。
 

風邪の効用 (ちくま文庫)
野口 晴哉
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