大学のサークルの後輩の女の子に心惹かれる先輩。さてどうやってモノにするべきかと思案思索を巡らせるが…
夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)
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森見 登美彦
角川グループパブリッシング
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文庫の帯にある「きらめく奇想！あふれる妄想！」の通り、京都を舞台に奇想天外なキャンパス・ラブコメディが独特の筆致で繰り広げられてゆく。筆者独特の世界観に馴染めるかどうかが評価の分かれ目になりそうだが、ともかくも圧倒的なストーリー展開に押し流されるように読了してしまった。
京都という、外野から見ると特異な場所だから、こんなストーリーも許されるのかも知れないが、ふと冷静になってみると相当にイカれた小説かも知れない。でもそんなところも含めて面白い一冊。
