朝7時半に起床。いつものように仕度して出勤。朝、恒例の課会を経て、あっという間に昼食の時間。午後、一時帰国中の南アの支店長が出社されたので新人ともども対応する。夜、南アからのお客さんを迎えるため、18時過ぎに会社を出て地下鉄で上野へ。スカイライナーに乗ろうとするが既に「イブニングライナー」の時間になっていて特急券の買い方が普段と異なり戸惑う。余裕で座席にはありつくが、帰宅列車の役割を担うせいか、停車駅が多い。終点の成田空港に着く頃には乗客は殆どいなくなる。久しぶりの第1ターミナル南ウィングに到着。とりあえず、夕食を取ろうとするとレストランがことごとく20時で閉店となり、床掃除が始まっている。やむを得ず、コンビニでおにぎりを買い、ロビーのベンチで頬張ることに。ロビーは閑散としていて、出発便も残り僅かの所為か、ここで働く職員たちの表情からも緩い雰囲気が伝わってくる。2組やってくるお客さんのうち、ひと組目は、ほぼ定刻に現れる。リムジンバスを勧めるが、「直ぐにでもホテルに行きたい」と言って聞かず、「200ドルならタクシーに乗るぜ」といそいそ乗り込んで走り去ってしまう。戸惑ったが、取りあえずカタがついて安心する。30分以上経って、2組目の客が現れリムジンバスのチケットを買う。ちょうど5分後の発車なので丁度いい、と思っていたら、「両替したい」と言い出す。千葉銀行の両替所で日本円を手に入れると、もう発車1分前。ダッシュして何とか乗車。23時前にようやく帝国ホテルに到着。長い一日が終わり、日比谷線で帰宅。


空港にて (文春文庫)
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村上 龍
文藝春秋
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