天下の朝日新聞からヘンテコリンなコラムが発信されているようです。


Articles from 朝日新聞くまりんが見てた!

「優勝できなかったときの中畑ヘッドコーチの「負けた責任は私にある」という談話もうるわしいが、総責任者であるべき長嶋監督には責任はありませんというわけで、責任者不在の太平洋戦争を思い出してしまった。」んだそうですが、これって五輪にかこつけて昭和天皇を批判したいんだろうか?
畏くも先帝陛下がマッカーサー元帥に
「私は、国民が戦争遂行するにあたって、政治、軍事両面で行ったすべての決定と行動に対する全責任を負うものとして、私自身を、あなたの代表する諸国の採決に委ねるため、お訪ねした。」
と仰られたことをご存知ないのだろうか。そして、マッカーサーは陛下の真摯な姿勢に心を打たれたからこそ天皇訴追反対、国体護持の姿勢を取ることになった経緯を、よもや大新聞の論説委員がご存知ない筈はないと思うのだが…
歴史には結果だけが記されるものだと思うし、結果だけを見れば敗戦国の三軍の総覧者が処罰されなかったことはいびつに思えるかもしれないが、いびつな結末に至った経緯(立憲君主としての天皇の行為の制約、統帥権に関して軍部の独走を許した法制上の不備など)を明らかにするのがジャーナリズムの務めではないのだろうか。
イデオロギーに染まったものの書き方は、自分の信ずる結論が先に来てしまい、物事の本質を見失うことがままあると思うが、大新聞のエライ人がやることではあるまいとは思う。