朝8時過ぎに起き、島のパン屋で朝食を買い部屋で食してから出発準備に取り掛かる。10時過ぎにモンサンミッシェルを後にして、近所の土産物屋であれこれ買い込んでから高速でルーアンに向かう。途中、カンで高速を降りて昼食にする。モンサンミッシェルは田舎町だったので運転にも困らなかったが、ここは普通の地方都市なので交通量も多く、街中を走るのは若干緊張する。それでも何とか街中の駐車場に車を停め、国鉄駅近くのブラッスリーに入る。通りすがりの2人を店主が明るく迎えてくれ、妻は牛肉、僕は豚肉のソテーを頼む。フランスのレストランには必ずといっていいほどある鶏肉料理がなぜかない。フランスで初めて食べるポークソテーは身も柔らかく味も良い。つけ合わせのインゲン豆とフリットも美味しかった。駐車場に戻る途中のパン屋でバゲットとケーキを買い、車で食べる。再び高速に乗り、ルーアンへ。駅前のホテルを予約しておいたのだが、複雑な道路規制に翻弄されてなかなかたどり着けない。一般車輌の乗り入れが不便になるように道路を規制しているのだろう。フロントのマダムがにこやかに迎えてくれ、恙無くチェックイン。街中を散策し、教会や時計台を見て川辺を歩く。20時を回っても陽はこうこうと照りつけてくる。旧市場跡にあるレストランのテラスで夕食。妻は鮭、僕は鯛を頼む。不味い筈がない。ゆっくりと暮れてゆく景色を眺めてから車を駅前の駐車場に移動しホテルに戻る。