日本航空の客室乗務員が、着陸時に脱出用シュータを誤って展開させるトラブルがあったことが明らかになりました。
Article from: asahi.com
旅客機のドアは、上空にあるときには緊急着陸や着水に備えて、ドアを開けると自動的にシュータが飛び出す仕組み(扱いに慣れていない乗客が開けたとしても脱出可能)になっていて、この設定が「オートマチック」「アームド」と呼ばれています。離陸前に「客室乗務員はドアモードをアームドにしてください」という機内アナウンスを聞いた人も少なくないでしょう。一方で、乗客が乗り降りする時には、このシュータが開いてしまっては大変なので、「マニュアル」「ディスアームド」と呼ばれる、ドアが開いてもシュータが出ない設定に切り替えることになっています。
今回は、訓練生の乗務員が、どういうわけか乗客が乗り降りしないドアを「オートマチック」のまま開けてしまったとのことで、けが人などはなかったものの、シュータの取り替えのために、折り返し便の出発に遅れが出たとのことです。
僕の知り合いの客室乗務員の方が、新人の頃、着陸した機体のドアを「オートマチック」のまま開けそうになり、それを見て取った先輩乗務員が咄嗟の判断で彼女に体当たり(客の前で大声をあげるわけにいかないので)して、ドアを開けるのを阻止して事なきを得たという挿話を聞いたことがありますが、実際に開けてしまったら、やはり新聞沙汰になってしまったんでしょうね…
keiko
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